金融マーケットの仕組み

資産運用において、全ての金融商品は、「金融マーケット」と結びついています。これは、大きく分けて、外国為替市場、短期金融市場、債券市場、株式市場、商品市場の5つから構成されます。通常、各マーケットは、単独で動いているのではなく、相互に影響し合いながら、また経済や政治、国際情勢、ビジネス動向といった様々な要因を織り込みながら動いています。

一般に預貯金が中心の運用(貯蓄)では、短期金融市場に依存しているため、主に「金利動向」に注意を払っていればすみました。一方で、投資信託株式外国為替証拠金取引コモディティなどのリスク型商品で運用(投資)する場合には、マーケット全体をよく見なければなりません。では、マーケット全体を見るといった場合、一体、どこに注目すればよいのでしょうか?

基本的には、新聞やテレビ、インターネットなどで、市況や経済、政治、社会、産業、国際情勢などを幅広くチェックすることが必要です。また、同時に、普段身近に感じる景況感や将来の見方なども大切ではないでしょうか? ここでは、金融マーケットを見る上での基本事項について、簡単にまとめてみました。

金融マーケットと金融商品について

世界において、金融マーケットには、以下のようなものがあり、関連する金融商品に影響を及ぼしています。(商品市場は、金融マーケットではないが、運用商品の一つであるので含めている)

外国為替市場
外国為替取引が行われる市場の総称をいい、銀行等の金融機関同士の取引市場である「インターバンク市場」と、銀行等の金融機関と顧客との取引市場である「対顧客市場」の二つから構成される。
→ 外貨預金、外貨MMF、外国為替証拠金取引・・・

短期金融市場
1年以内の短期資金のやりとりをする市場の総称をいい、金融機関だけが参加できる「インターバンク市場」と、金融機関以外の事業会社なども参加できる「オープン市場」の二つから構成される。
→ 預金、貯金、金銭信託、MMF、MRF・・・

債券市場
証券市場の一つで、国債や地方債、政保債、普通社債、外債などの債券が取引されている市場の総称をいう。
→ 国債、地方債、社債、債券ファンド・・・

株式市場
証券市場の一つで、株式が取引される市場の総称をいい、新株発行を通じて資金が調達される「発行市場」と、既発行株の売買が行われる「流通市場」の二つから構成される。
→ 株式、株式ファンド、ETF、ETN・・・

商品市場
資産運用においては、貴金属や非鉄金属、農産物、畜産物、水産物、工業品、エネルギーなどの特定の商品または商品指数の先物・オプション取引が行われる「商品取引所」のことを主に指す。
→ 商品ファンド、商品先物取引、金、ETF、ETN・・・

金融マーケットの変動要因について

金融マーケットの変動要因として、「内部要因」と「外部要因」が挙げられます。

・内部要因
-需要と供給(マーケットメカニズム)
-市場参加者の動向(思惑、心理)
-市場のエネルギー(市場のうねりと変動)
・外部要因
-経済(ファンダメンタルズ)
-政治(政策)
-世界情勢
-産業(ビジネス)
-社会

金融マーケットの分析について

金融マーケットの分析として、以下のような視点があります。

・日常チェック(主要マーケット指標)
-為替レート、株価指数、長短金利、金、原油・・・
ファンダメンタル分析
-マクロ分析、ミクロ分析
テクニカル分析
-チャート分析