紙幣と硬貨の違い

お金と言えば、紙幣と硬貨の二つがあり、物心ついた時には、その価値を自然と認識されていたのではないでしょうか?

現在、日本では、紙幣(日本銀行券)は、国立印刷局で製造され、日本銀行が発行しているのに対して、硬貨は、造幣局で製造され、管轄は財務省で、日本政府が発行しています。

ここでは、日常生活の中で、毎日使うお金である「紙幣」と「硬貨」について、その概要や違いを簡単にまとめてみました。

紙幣について

紙幣(しへい)は、素材が紙である貨幣のことをいいます。これは、特殊な紙に貨幣の形態が印刷されたものであり、広義には、政府が発行する「政府紙幣」と中央銀行などが発行する「銀行券」がありますが、狭義には「政府紙幣」のみを指します。

現在、日本では、紙幣と言った場合、国立印刷局で製造され、日本銀行が発行する「日本銀行券(一万円券、五千円券、二千円券、千円券)」のことを指します。

硬貨について

硬貨は、金属で作られた貨幣のことをいいます。これは、かつて(昔)は、金や銀の素材金属の価値と額面の差のない「本位貨幣」として鋳造されることが多かったですが、今日では、管理通貨制度の下で、不換紙幣を補完する役割を担う補助貨幣的性質を有する硬貨のみが流通し、素材の価値が額面を大きく下回ります。

現在、日本では、通常発行される、500円、100円、50円、10円、5円、1円の「6種類の硬貨(貨幣)」と、国家的な記念事業として閣議決定を経て発行される「記念硬貨(記念貨幣)」があります。

紙幣と硬貨の違いについて

紙幣と硬貨は、誰もが馴染みのあるものですが、以下のような違いがあります。

◎紙幣は、紙やポリマーなどで作られるのに対して、硬貨は、金属で作られる(日本の紙幣は、特殊な紙を使用)。

◎時代の変化の中で、紙幣はデザインや性能などが度々変わるが、硬貨はあまり変わらない。また、紙幣は、耐久性が低く寿命が短いのに対して、硬貨は、耐久性が高く寿命が長い。(例えば、一万円券で平均的な寿命は4~5年程度)

◎日本において、紙幣(日本銀行券)は日本銀行が発行しているのに対して、硬貨は日本政府が発行している。