元金と元本の違い

預貯金や投資信託、株式、FX、保険、ローンなどの金融取引において、「元金」や「元本」という用語がよく出てきますが、この二つはどう違うのでしょうか? 日常的な意味(ニュアンス)としては、ほぼ同じと考えてよいですが、一方で異なるニュアンスもあります。ここでは、「元金と元本の違い」について、簡単にまとめてみました。

元金について

元金(がんきん)は、「貸し借りした実際の金額、利子を含まない元の金額」や「事業を始めるのに必要な資金(資本金)、元手(もとで)」のことをいいます。

元本について

元本(がんぽん)は、「元手(もとで)、元金」や「利益や収入を生じる元となる財産または権利(預金や債券、株式、貸地、貸付金、特許権など)」のことをいいます。

元金と元本の違いについて

元金と元本の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

●元金も元本も、日常的には、金銭の貸借に際し、利子(利息)を生ずる、貸し借りした「もとの金(元の金額)」を指す。

●元金も元本も、金融取引等では、同じような意味で使われるが、一方で法律用語としては、元本の方がよく使われている。

●元金が利子を生ずる、貸し借りした「もとの金(元の金額)」を意味するのに対して、元本は、利益や収入を生じる元となる「財産または権利(預金や債券、株式、貸地、貸付金、特許権など)」を意味し、本来の意味としては、元本の方が元金より幅広くなっている。

●複合語としての使われ方では、例えば、「元金保証」とは言わず、「元本保証」と言い、また「元金割れ」とは言わず、「元本割れ」と言う。