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他社株転換可能債
他社株転換可能債(他社株転換債)とは、英語で「Exchangeable Bond(EB)」と呼ばれ、仕組債の一つで、予め定められた日において、所定の条件を満たす場合に、現金ではなく所定の銘柄の株式で償還される条項が付された債券をいいます。
目次:コンテンツ構成
他社株転換可能債の概要
他社株転換可能債は、予め決められた企業(銘柄)の株価動向で償還方法が変わることに特徴がある、デリバティブ(金融派生商品)を活用した仕組債の一種です。
一般に普通の債券が現金で必ず償還されるのに対して、他社株転換可能債では、対象となる銘柄の株価が一定の水準を下回った場合に、現金ではなく株式で償還されます。この場合、受け取る株式数が予め決まっているため、償還時に元本割れとなるリスクもあります。
他社株転換可能債のリスクとリターン
他社株転換可能債は、株価次第では、株式で償還されるリスクがある一方で、リターン(利率)が高いのが特色となっています。また、価格変動の大きな銘柄に連動する債券ほど株式で償還される可能性が高く、その分、利率はより高くなる傾向があります。
・リスク:株式で償還される可能性がある
・リターン:通常の債券より利率が高い
なお、実際の投資にあたっては、流動性がほとんどなく、原則として中途解約ができない点や、株価動向によっては、満期前に償還を迎える条項など細かい付帯条件にも注意が必要です。
他社株転換可能債の主なポイント
他社株転換可能債は、簡単に言えば、償還方法が現金による場合と株式による場合の2通り存在する債券で、主なポイントとして以下が挙げられます。
◎デリバティブの仕組みを活用し、リスクのある分、リターン(利率)も高い。
◎決められた銘柄の株価動向によって、償還方法が変わる。
◎ノックイン条項やノックアウト条項などが付されているのが一般的である。
◎発行は主にユーロ市場で行われ、また発行体は海外の高格付けの金融機関である。
◎一つの株式(銘柄)ではなく、複数の銘柄を対象とし、その内の一つでも一定の株価水準を下回った場合に株式で償還されるというタイプもある。
他社株転換可能債の基本事項
他社株転換可能債は、「他社株交換社債」や「他社株転換条項付債券」とも呼ばれ、仕組債で運用する場合の一つの選択肢です。現在、様々な形態があり、下記はその内の一つで、実際に購入する際には、商品の仕組みや対象となる銘柄について、十分に注意することが必要です。
取扱機関 | 証券会社 ※主に欧州系の金融機関が発行し、国内の証券会社が販売 |
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リターン | インカムゲイン(クーポン) |
リスク | 価格変動リスク(元本割れ) 信用リスク(デフォルト、企業倒産) 流動性リスク(換金性) |
関連マーケット | 主に株式市場 |
預入期間 | 3カ月、6カ月、1年など(各EBにより異なる) |
預入金額 | 各EBにより異なる |
金利種類 | 固定金利(リスクがあるため高金利) |
利払い | 償還時に一括支払い |
償還形態 | ある一定期日の該当銘柄の行使価格による -行使価格以上:現金で額面償還 -行使価格未満:対象銘柄の株式で償還 |
換金性 | 中途解約は原則不可 |
税金 | 利子:申告分離課税または申告不要 償還差損益:申告分離課税 |
チェック | ・目論見書による商品の仕組み ・EB自体の利率 ・対象銘柄の株価 ・発行金融機関の信用力 |