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外貨定期預金
外貨定期預金は、期間に定めのある、外国通貨建ての預金をいいます。これは、基本的に円定期預金と同様の仕組みで、開始時に一括して預入れ、原則として満期日まで引出しができないため、流動性が制限される一方、外貨普通預金と比べて金利は高くなっています。また、適用金利は、各通貨の母国金利水準を参考に、各金融機関が自由に設定しています。
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外貨定期預金の活用ポイント
外貨定期預金は、金融機関によって、金利水準が結構違うだけでなく、金利優遇キャンペーンもよく行われています。そのため、適用金利や為替レート、為替手数料などを考慮した上で、タイミングよく預入することがポイントになります。
また、為替相場の変動によって、元本割れとなるリスクがありますが、これを一定範囲でヘッジするために、特約で「為替予約」を用意しているところもあります。
・円高で預け、円安で戻す。
・為替相場の動向を見て、適切な期間を選択する。
・高金利通貨では、複利効果をうまく活用する。
・分散投資(時間・期間・通貨等)を行い、リスクを抑える。
・損益分岐点となる為替レートを把握する。
・収益は為替コストを考慮した実質利回りで把握する。
・満期日や中途解約の取扱いをチェックする。
外貨定期預金の自動継続
外貨定期預金を「自動継続扱い」にすると、契約が自動的に更新され、満期日に前回と同一期間の外貨定期預金に継続されますが、これには以下の2つの方式があります。
・利息を受け取り、元本だけを継続する。
・元利(元金+利息)とも継続する。
外貨定期預金の基本事項
外貨定期預金は、外貨投資の代表的な商品で、適用金利が預入時に決まって満期時まで変わらないため、高金利の時にうまく預けると、金利低下局面では外貨MMFより有利になる場合があります。
取扱機関 | 都銀、信託、地銀、外銀、ネット銀、信金、信組・・・ |
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リターン | インカムゲイン(利息) キャピタルゲイン(為替差益) |
リスク | 為替リスク(外国為替の変動、円高) 信用リスク(金融機関の倒産) |
取扱通貨 | 米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、豪ドル、NZドル、カナダドル・・・金融機関により異なる |
適用利率 | 固定金利 |
預入金額 | 金融機関により異なる(10万円相当額以上からが多い) |
預入期間 | 1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年など |
預入方法 | 一括して預け入れ |
引出方法 | 満期日以後に一括して払い戻し |
税金 | 利息:源泉分離課税 為替差益:総合課税(雑所得) |
預金保険 | 対象外 |