保険価額と保険金額の違い

火災保険などの損害保険において、「保険価額」や「保険金額」といった用語が出てきます。これらは、四語の中で「価」と「金」が違うだけで似たような感じがしますが、概念としては別物であり、保険契約の際に取り決められるものです。また、保険事故が起こった場合に、保険会社から支払われる金銭が「保険金」です。

ここでは、「保険価額と保険金額の違い」について、簡単にまとめてみました。

保険価額について

保険価額(ほけんかがく)は、損害保険で使われる用語で、保険事故が発生した場合に、被保険者が被る可能性のある最大の損害額(損害の最高見積額)のことで、通常、時価額または再調達価額のいずれかを基準として評価します。

保険金額について

保険金額(ほけんきんがく)は、保険会社と保険契約者との間で定められた契約金額のことをいいます。これは、損害保険では、保険事故が発生した際に、保険会社が被保険者に支払う給付(保険金)の最高限度額(保険価額の範囲内で保険者の給付額の最大限をなすもの)となります。

保険価額と保険金額の違いについて

保険価額と保険金額の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

●保険価額は生命保険では使われないのに対して、保険金額は生命保険と損害保険の両方で使われる。なお、両語とも、損害保険の他には、貿易保険で似たような意味で使われる。

●保険価額は、保険の対象の評価額を金銭的に評価した額をいうのに対して、保険金額は、保険契約において、保険の対象に対して設定した契約金額のことであり、万一の際に支払われる保険金の限度額となる。