正しいお金の預け方は?

銀行等の金融機関にお金を預けることは、誰もが日常的に行っていることですが、一方でお金を効果的に預けてますか? 多くの方は、大まかに考えて、自己流で行っていると思いますが、実は、お金の預け方にも効果的な方法があります。

ここでは、正しいお金の預け方について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

お金の預け方のポイントについて

日常生活の中で、当面使わないお金は、銀行や郵便局(ゆうちょ銀行)、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協(JAバンク)、証券会社などの金融機関に預けます。

一般にお金を預ける目的として、日常生活費の管理、結婚資金の準備、旅行資金の準備、住宅資金の準備、教育資金の準備、開業資金の準備、老後資金の準備など様々なものがあります。また、お金を預ける金融商品には、現在、非常に多くの種類があり、どれを選んだらよいのか、時として迷うことがあります。

このようにお金を預ける際には「金融機関の選択」や「金融商品の選択」などで迷うこともありますが、基本的なポイントとして考えるべきことは、実は多くありません。すなわち、お金を目的別に分けて、お金の目的にあった金融商品を選べばよいのです。

・ファーストステップ:お金を目的別に分ける
・セカンドステップ:適切な金融商品を選択する

ファーストステップ:お金を目的別に分ける

正しいお金の預け方のファーストステップは、自分や家族のライププランを考え、お金を目的別に3つ(流動性資金、確実性資金、利殖性資金)に分けることです。

・流動性資金
-日常生活費、医療費、イザという時のお金
・確実性資金
-将来使うことが決まっているお金
-使い途は決まっていないが、確実に運用したいお金
・利殖性資金
-使い途は決まっておらず、積極的に殖やしたいお金

セカンドステップ:適切な金融商品を選択する

正しいお金の預け方のセカンドステップは、目的別に分けたお金に対して、適切な金融商品(流動性商品、確実性商品、利殖性商品)を選択することです。この中で、利殖性商品については、リスク許容度や運用スキルなど、人によって異なるので、自分に合ったものを選択し、無理をしないことが大切です。

・流動性資金には「流動性商品」を選択
-普通預金、通常貯金
-貯蓄預金、通常貯蓄貯金
-MRF、MMF・・・
・確実性資金には「確実性商品」を選択
-定期預金、定期貯金、定額貯金
-公社債投信、金銭信託
-個人向け国債、国債、地方債
-積立定期、定期積金
-財形貯蓄、確定拠出年金・・・
・利殖性資金には「利殖性商品」を選択
-外貨預金、外貨MMF、外国債券
-普通社債、新株予約権付社債
-投資信託、ETF、REIT
-株式(現物取引、信用取引)
-株価指数先物・オプション、商品先物取引
-外国為替証拠金取引、CFD取引
-暗号資産取引、金、プラチナ・・・

iFinancial TV