政策金利

読み方: せいさくきんり
分類: マーケット|金利

政策金利は、中央銀行金融市場の調節手段(金融政策の狙い)として用いる短期金利のことをいいます。これは、中央銀行の金融政策によって決められるもので、マーケットの金利を実体経済に合った水準に誘導するために決める基準金利のことを指します。その対象については、国や地域によって異なり、現在、日本では、日銀が「無担保コール翌日物金利」を、また米国では、FRBが「フェデラル・ファンドレート」を採用しています。

一般に政策金利は、景気が良い時は利上げによって景気の過熱やインフレを抑制し、逆に景気が悪い時は利下げによって市場金利を低めに誘導してお金が個人消費や設備投資などに回りやすくします。また、政策金利を効果的に上げ下げすることによって、短期金利から長期金利まで、様々な金利(預金・貸出・債券など)に影響を与えることができます。

主要国・地域の政策金利

・日本:無担保コール翌日物金利
・米国:Federal Funds Rate
・ユーロ圏:Main Refinancing Operations Minimum Bid Rate
・英国:Current Bank Rate
・スイス:3month LIBOR Target Rate
・カナダ:Target For The Overnight Rate
・オーストラリア:Cash Rate Target
・ニュージーランド:Official Cast Rate
・中国:1年物貸出基準金利
・香港:基準貸出金利(Base Rate)
・南アフリカ:SARB Announce Interest Rate

※日本では、1994年に金利自由化が完了し、公定歩合預金金利との直接的な連動性がなくなり、今日では、「基準割引率および基準貸付率(旧・公定歩合)」には政策金利として意味合い(実質的な効果)はない。

政策金利のマーケットへの影響

●政策金利を上げると市場金利が上がる

・短期金利が上昇する
・長期金利が上昇(債券価格が下落)することが多い
・企業コストの上昇で、株価が下落することがある
・為替レートにも影響を与えることがある(通貨高に)

●政策金利を下げると市場金利が下がる

・短期金利が下落する
・長期金利が下落(債券価格が上昇)することが多い
・企業コストの減少で、株価が上昇することがある
・為替レートにも影響を与えることがある(通貨安に)