利上げ

読み方: りあげ
分類: マーケット|金融政策

利上げは、中央銀行政策金利を引き上げることをいいます。これは、日本では、日銀が「無担保コールレート(オーバーナイト物)」を、また米国では、FRBが「Federal Funds Rate」を引き上げることを指します。

一般に中央銀行は、国内の経済情勢において、インフレ懸念が強まったり、景気が過熱したりした場合などに、金利水準を引き上げる金融政策を取ります。この場合、利上げを行うと市場金利が上昇し、企業の設備投資が抑制され、個人の消費意欲も衰えるため景気にブレーキがかかる一方で、過度に金利が上がれば、景気が急速に冷え込む恐れもあります。このように予期せぬ事態(副作用)も起こりうることから、金融政策において、金利の変更幅や変更時期は、適切に見極めて実施されることが重要になります。

通常、金融政策の判断については、利上げは慎重に行われる一方で、利下げは大胆に行われる傾向があります。なお、外国為替市場においては、近い将来、利上げが行われそうな(期待される)国の通貨が買われる傾向があり、また米国の利上げは世界的にも影響が大きく、世界中で注目されます。

※日本では、1994年に金利自由化が完了し、公定歩合と預金金利との直接的な連動性がなくなり、今日では、「基準割引率および基準貸付率(旧・公定歩合)」には政策金利として意味合い(実質的な効果)はない。