長期金利

読み方: ちょうききんり
英語名: Long-term interest rate
分類: マーケット|金利

長期金利は、取引期間が1年以上の資金を貸し借りする際の金利をいいます。これは、償還期限が1年以上の負債債権などの金融資産に適用される金利全般を指し、現在、日本の長期金融市場では、国債利回りや金利スワップレートなどがあり、その中で代表的な指標金利は「新発10年国債利回り」となっています。

一般に長期金利は、個人(家計)向けの住宅ローンの金利や金融機関が企業等へ融資する際の金利などを決める目安になっており、通常、長期金利が低下して資金調達しやすくなると住宅購入や設備投資などが活発になり、経済(景気)に好影響をもたらすとされます(一方で預金金利には低下圧力がかかる)。また、長期金利の水準は、理論的には、市場参加者の将来(中長期)の「実質経済成長率の予測」、「物価上昇率の予測」、「政府債務への警戒に対する上乗せ分(リスクプレミアム)」の三要素で決まるとされ、各国の「経済の体温計」にたとえられます。

なお、マーケットでの長期金利の主な上昇要因(材料)としては、高い経済成長や好景気を反映したもの、将来の物価上昇を反映したもの、国債増発による需給悪化懸念を反映したものなどが挙げられます。

●長期金利は、短期金利の影響も受けながら、景気やインフレ動向に関する各種予測を反映した長期資金の需給により市場で決定される。

●新発10年国債利回りは、国が期間10年の借金をする時に発行する債券(国債)の流通利回りで、通常、債券市場の需給関係で決まり、国債の買い手が少なくなれば、価格は下落して利回りは上昇する一方で、逆に買い手が増えれば、価格は上昇して利回りは下落する。

金融緩和が導入された場合、中央銀行による国債の大量購入により、人為的に金利は低く抑えられるが、一方で金利が正しい水準を示しているかの「経済の体温計」が機能不全に陥ることもある。