住宅ローンの組み方は?

家計において、マイホーム(住宅)は、一生の中で一番大きな買い物です。多くの場合、住宅の購入にあたっては、自己資金の他に「住宅ローン」を活用することになりますが、その返済は長期間にわたって続くため、ローンの組み方によって「総返済額=元金+支払利息」に大きな差が出てきます。

ここでは、住宅ローンの組み方について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

住宅ローンのチェック

家計において、住宅ローンを組む際には、以下のようなことをチェックしましょう。

・将来のライフプランをもとに、ローンの全体像を考える(資金収支や貯蓄額、子どもの教育費などに注意)
・借りられる額ではなく、長期間にわたって、確実に返済できる額をもとに借入額を決定する(退職金には極力頼らない)
・金利や返済方法など自分にとって最適なローンを選択する
・毎月返済とボーナス返済のバランスに注意する
・異なる金利タイプ(固定と変動)を組み合わせられる「ミックスローン」は一つの選択肢

住宅ローンの分類

住宅ローンは、大きく分けて、「公的住宅融資」と「民間住宅融資」の二つがあります。昨今では、フラット35や民間ローンの充実により、住宅ローンは多様化しており、自分に合った最適なローンを選択することが大切です。

|公的住宅融資

フラット35(民間と住宅金融支援機構が提携)、財形住宅融資、自治体融資

|民間住宅融資

住宅ローン(銀行、信金、信組、労金、JAバンク・・・)、提携ローン

住宅ローンの金利タイプ

住宅ローンの金利タイプは、大きく分けて、「固定金利型ローン」と「変動金利型ローン」と「固定金利選択型ローン」の3つがあります。

|固定金利型ローン

固定金利型ローンは、全期間、固定金利が続くローンで、具体的には、フラット35と民間ローンがあります。

|変動金利型ローン

変動金利型ローンは、市場金利の変動によって適用金利が見直されるローンで、具体的には、民間ローン(半年毎など)と財形住宅融資(5年毎)があります。

|固定金利選択型ローン

固定金利選択型ローンは、一定期間(1、3、5、7、10年など)は契約時の金利が適用され、一定期間経過後は金利タイプ(固定金利、変動金利)が新たに選択可能なローンで、具体的には、民間ローンがあります。

iFinancial TV