固定金利

読み方: こていきんり
英語: Fixed rate
分類: 金利

固定金利は、文字通り、固定された一定の金利のことで、当初の金利(利率)が適用期間中ずっと続くものをいいます。これは、預金や債券、ローンなどの金融商品において、満期や償還日、最終返済日までの全期間を通じて、一定の利率が適用されるものを指します。

固定金利の概要

一方で、固定金利に対して、その時々の金利情勢によって、定期的に適用利率が変動するものを「変動金利」と言います。

目次:コンテンツ構成

固定金利の金利水準について

固定金利の金利水準(市場金利)は、その時々のマーケット動向を反映することになり、具体的には、短期(1年未満)の市場金利は短期金融市場で、また長期(1年以上)の市場金利は長期金融市場で日々形成されます。

これより、個々の金融商品の固定金利は、対象期間の市場金利に、コストや利鞘、リスクプレミアムなどを加減して決定されます。

固定金利の運用商品について

固定金利の運用商品の利率は、変動金利の運用商品の利率より高く、通常、高金利の時に長期で利用するのが基本となります(高金利時には有利な一方、低金利時には魅力がない)。

<主な個人向けの運用商品>

・定期預金
・定期貯金、定額貯金
・個人向け国債(固定5年、固定3年)
・地方債
・普通社債 他

固定金利のローン商品について

固定金利のローン商品の利率は、変動金利のローン商品の利率より高く、通常、低金利時に固定金利タイプを選択すると低金利で長期間固定されるため、将来の金利上昇リスクに備えることができます(将来金利が上昇しても影響を受けずにすむ一方、将来金利が低下しても低金利の恩恵は受けられない)。

<主な個人向けのローン商品>

・住宅ローン(固定金利)※
・教育ローン(固定金利)
・自動車ローン(固定金利)他

※長期固定金利型住宅ローンで代表的なものに「フラット35」がある。

iFinancial TV