住宅ローンの繰り上げ返済は?
住宅ローンは、家計において、完済するまでの長い期間で見ると、非常に多くの利息を支払います。特に借入当初は元金があまり減らず、利息ばかりを支払っている状況が続き、そういった中、支払利息を節約するのに役立つのが「繰り上げ返済」です。
ここでは、住宅ローンの繰り上げ返済について、簡単にまとめてみました。
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住宅ローンの繰り上げ返済のポイント
繰り上げ返済とは、ローンの一部をまとめて返済することで、将来支払うはずの利息の一部を支払わなくてもすむ(利息の節約ができる)というものです。通常、住宅ローンの繰り上げ返済を行うにあたっては、以下のようなことに注意しましょう。
・利息部分の支払いが多い早い時期から行う
・余裕資金の範囲内で行う(決して無理はしない)
・複数のローンでは、金利の高いローンから行う
・複数のローンでは、返済期間の長いローンから行う
・複数のローンでは、借入残高の多いローンから行う
住宅ローンの繰り上げ返済の種類
住宅ローンの繰り上げ返済には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2つがあります。
|期間短縮型
返済額はこれまでと同じで、返済期間を短縮する方法です。同じ額を繰り上げ返済する場合、時期が早いほど利息軽減効果が大きくなります。
|返済額軽減型
返済期間はそのままで、毎月の返済額を減らす方法です。毎月の返済額を減らしたい時に活用します。
住宅ローンの繰り上げ返済の手続き
住宅ローンの繰り上げ返済は、通常、以下のような手続きで行うことになります。また、昨今では、ネットや電話からの申込みで、繰り上げ返済ができる金融機関も多いです。
1.借入先の金融機関に申し込む
店頭の場合、事前に手続きを確認し、印鑑や引落用通帳(現金)などを持参します(インターネットや電話で申し込める金融機関も多い)。
2.所定の金額を入金する
店頭の場合、所定の用紙に必要事項を記入し、現金あるいは口座引き落としで返済する(一定残高以上あると、自動的に繰上返済が可能な金融機関もあり)。