外国為替市場の参加者

外国為替市場には、「インターバンク市場」と「対顧客市場」の2つがあります。各々の市場は、銀行などを通して相互に繋がっており、為替ディーラー(金融機関)や外為ブローカー、ヘッジファンド、機関投資家、個人投資家、一般企業、中央銀行など多様な参加者が日々取引を行っています。

ここでは、外国為替市場の参加者について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

インターバンク市場の参加者

日本のインターバンク市場(東京外国為替市場)では、大手銀行(有力銀行)と外為ブローカーが外国為替取引で大きな役割を果たしています。また、銀行等に属する為替ディーラーが多様な取引を行い、市場の最前線で相場の形成に寄与しています。

・都市銀行、信託銀行、外国銀行
・地方銀行、信用金庫
・大手証券会社、インベストメントバンク
外為ブローカー(仲介業者)
・日本銀行 他

対顧客市場の参加者

世界の外国為替市場(対顧客市場)では、個人から法人まで、様々な参加者が多様な取引を行っています。

ヘッジファンド
CTA(商品取引顧問業者)
・証券会社、FX会社
機関投資家(生保、損保、年金、投資顧問、投資信託等)
カレンシーオーバーレイ
・一般企業
個人投資家 他

投機筋と実需筋

外国為替市場の参加者は、為替取引で利益を出そうとする「投機筋」と、実ビジネスで為替取引の必要性のある「実需筋」の2つに分けられます。

・投機筋:金融機関、機関投資家、ファンド、個人投資家
・実需筋:輸出業者、輸入業者、一般企業

マーケットメーカーとマーケットユーザー

外国為替市場では、為替レートの値付けをする「マーケットメーカー」と、その値に対して取引をする「マーケットユーザー」の2つに分けられます。

・マーケットメーカー:銀行、FX会社(対個人)
・マーケットユーザー:全て(一般企業や個人も含まれる)

※FX会社は、銀行等のカバー取引ではマーケットユーザー。

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