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中期国債ファンド(中国ファンド)
中期国債ファンドは、「中国ファンド」とも呼ばれ、主に中期利付国債を中心に公社債で運用する追加型公社債投資信託をいいます。
株式を一切組入れず、リスクを少なくして、安定した運用収益の確保を目指す債券ファンドで、同期間の定期預金より運用利回りが高いこともあります。また、運用にあたっては、1円以上1円単位で購入でき、収益分配金は運用実績に応じて毎日分配し、月末に一括して再投資するため、複利効果が期待できます。
なお、日本銀行によるマイナス金利政策の導入を受け、2016年に全てのファンドが繰上償還され、現在、運用中のファンドはありません。
目次:コンテンツ構成
中期国債ファンド(中国ファンド)の主な特色
中期国債ファンド(中国ファンド)は、安定運用の投資信託で、主な特色は以下のとおりです。
・中期利付国債を中心に公社債で運用する安全性の高いファンド
・毎日決算を行い、分配金は月末にまとめて再投資
・購入後30日を過ぎると、いつでも手数料なしで引き出せる
・購入後30日未満の換金では、信託財産留保額が差引かれる
・安定した収益の確保を目指して運用する
・利回りは運用実績によって変動し、投資信託会社によって異なる
中期国債ファンドの運用商品(現在なし)
中期国債ファンド(中国ファンド)は、当初は予想分配型したが、その後、MMFと同じ実績分配型になったことで、その商品性の相違点がほとんどなくなったことから取扱いを止めたファンドも多く、また最後まで残っていた下記のファンドも、日本銀行によるマイナス金利政策の導入を受け、2016年に全て繰上償還されました(現在、運用中のファンドはなし)。
・大和証券投資信託委託:中期国債ファンド
・三菱UFJ投信:中期国債ファンド
・みずほ投信投資顧問:MHAM中期国債ファンド
※上記の運用会社の名称(社名)は、運用当時のもの。
中期国債ファンド(中国ファンド)の基本事項
中期国債ファンド(中国ファンド)は、流動性を確保しながら、安定運用をしたい場合に活用できました(現在、運用中のファンドはなし)。
取扱機関 | 証券会社、投信会社、銀行 |
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リターン | 収益分配金 |
リスク | 価格変動リスク(基準価格)※他の投信と比較して低リスク |
関連マーケット | 短期金融市場と長期金融(債券)市場 |
預入金額 | 1円以上1円単位 |
預入期間 | 30日以上無期限 |
金利種類 | 実績分配(変動) |
利払い | 1カ月複利(元金に自動的に再投資) -収益分配は毎日 -実際は毎月最終営業日に1カ月分を再投資 |
換金性 | いつでも可能 -即時換金の額は各金融機関毎に異なる -30日未満:1万円につき10円の手数料がかかる |
税金 | 源泉分離課税(当時) |