公社債投信
公社債投信は、正式には「長期公社債投資信託」と言い、安全性の高い公社債(国債、政府保証債、地方債、金融債、事業債など)を中心に運用する追加型公社債投資信託(債券ファンド)をいいます。これは、株式は一切組入れず、安全性の高い公社債を中心に運用することで、安定した収益確保を目指します。
一般に公社債投信は、運用実績によって変動する「実績分配型」の商品で、ファンドの分配は年に1度行われますが、この分配金をその都度受け取らずに自動的に再投資することもできます。通常、購入単位については、1万口(1口=1円)からで、また換金については、基本的にいつでもできますが、その際に所定の手数料がかかります。なお、実際に現金化するのは、原則として申し出の日から数えて4営業日目以降となります。
公社債投信の主な特色
公社債投信は、中長期的に安定した収益確保を目指す投資信託で、主な特色は以下のとおりです。
・円建ての公社債を主要投資対象とし、安定運用を行なう
・ファンドの買付けは、年1回に限定(申込期間中に受け付け)
・買付時の手数料はないが、換金時の手数料はある
・中長期の運用に向き、積立貯蓄として利用されることも多い
・短期で解約すると、手数料の関係で元本割れになることもある
公社債投信の基本事項
公社債投信は、期間の制限がないため、利用範囲が広く、目的に合わせた資金運用が可能となっています。特に中長期で安定的に運用したい場合に適しています。
取扱機関 | 証券会社、投信会社、銀行 |
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リターン | 収益分配金 |
リスク | 価格変動リスク(基準価格) |
関連マーケット | 長期金融(債券)市場 他 |
預入金額 | 1万円以上1万円単位(1口=1円) ※積み立てコースは、3千円or5千円から始められるところもあり |
預入期間 | 無期限 |
金利種類 | 実績分配(変動)※目標分配額を表示するところもあり |
利払い | 年1回 -分配金をそのまま受け取る -元金に再投資し複利運用(1年複利) |
換金性 | いつでも解約可能 -買付時期によって1万口あたりの換金手数料が異なる |
税金 | 源泉分離課税 |