フォワード・ルッキング

英語: Forward Looking
分類: 政策

フォワード・ルッキング(Forward Looking)は、「先を見越した」や「将来を考えた」を意味する用語です。これは、主に中央銀行の政策運営スタンスを論じる際に用いられており、例えば、ニュースや経済記事などでは、以下のように使われます。

・フォワード・ルッキングな政策対応が可能になる
・フォワード・ルッキングな期待形成を強める
・金融政策はフォワード・ルッキングが極めて重要

フォワードとバックワードの二つのモデル

人々が利用可能な情報を効率的に使うことによって形成される期待である合理的期待を組み込んだモデルを「フォワード・ルッキング・モデル」呼びます。

これに対して、適応的期待など過去と現在の情報のみを基に予想を形成するモデルを「バックワード・ルッキング・モデル」と呼びます。

フォワード・ルッキング・モデルの活用

中央銀行が「フォワード・ルッキング・モデル」を活用した場合、計量モデルの中に金融政策ルールを容易に組み込むことができるほか、民間経済主体の合理的期待について分析することが可能になります。

ただし、本モデルは、あくまでも経済が長期均衡に至るプロセスを検討するためのツールであり、現段階では発展途上にあるので、特定の期待形成メカニズムや政策ルールなどを仮定し、計量モデルの持つ特性を定性的に分析することが中心となっています。