外国為替証拠金取引(FX)

外国為替証拠金取引(FX)は、一定の証拠金を差し入れることによって、少ない元手(資金)で大きな売買ができる外国為替取引をいいます。

インターバンク市場の為替ディーラーのように、USD/JPYやEUR/USDなどの通貨ペアをリアルタイムで取引できるもので、現在、公設市場で行われる「取引所取引(取引所FX)」と私設市場で行われる「相対取引(店頭FX)」の2つがあります。

一般に店頭FXが顧客と業者が直接取引するのに対して、取引所FXは、取扱会社が顧客と取引所の間に入って取引をつなぐ形となっています。

目次:コンテンツ構成

外国為替証拠金取引(FX)の基本事項

外国為替証拠金取引(FX)は、低コストでリアルタイムに外国為替取引ができるもので、通常、注文方法や決済方式、収益とコスト、主なリスクは、以下のようになっています。

|FXの注文方法

外国為替証拠金取引(FX)の注文方法には、「シングル注文」と「セット注文」があります。

●シングル注文

成行注文指値注文逆指値注文

●セット注文

トレイリングストップIFD注文OCO注文IFO注文

|FXの決済方式

外国為替証拠金取引(FX)では、預けた資金を取引の売買代金としては利用せず、証拠金(担保)という形で別に取り扱われます。また、決済については、「差金決済方式」となっています。

・インターバンクとは異なり、現物(外貨)の受け渡しはなし
・取引を決済した際に生ずる差額(損益分)についてやりとり

|FXの収益とコスト

外国為替証拠金取引(FX)の収益とコストは、以下のようになっています。

●FXの収益

キャピタルゲイン(為替差益)+インカムゲイン(スワップポント)

●FXのコスト

売買の取引手数料+為替レートのスプレッド

|FXの主なリスク

外国為替証拠金取引(FX)には、以下のようなリスクがあります。

・レバレッジリスク(時として大損)
為替変動リスク(為替差損)
金利変動リスク(金利の受け払い)
流動性リスク(流動性不足で不利な取引)
・電子取引リスク(注文ミス、システムダウン)
信用リスク(取引会社の破綻等)

外国為替証拠金取引(FX)の特色

外国為替証拠金取引(FX)は、日本時間で月曜日の早朝(ウェリントン市場の開始)から土曜日の早朝(ニューヨーク市場の終了)まで、外国為替市場が24時間変動しているため、"買い"または"売り"のポジションを取ることにより、常に収益機会があります。

また、信用取引や先物・オプション取引などと同様、証拠金方式の取引のため、レバレッジ効果があり、利益も損失も大きい、ハイリスク・ハイリターン型の取引となっています。

・少ない資金で大きな取引ができる
・24時間リアルタイムで外国為替取引ができる
為替手数料が銀行や証券会社に比べて遥かに安い
・買いだけでなく、売りでも収益を上げられる
・ハイリスク・ハイリターンで資金効率が高い
・現物決済ではなく、差金決済である
・通常、買いではスワップポイントが受け取れる
・ネットやモバイルで快適な取引ができる
・市場の流動性が高く、いつでも決済ができる

外国為替証拠金取引(FX)の活用方法

外国為替証拠金取引(FX)は、レバレッジをかけられるので、ハイリスク・ハイリターンと言われていますが、一方でレバレッジをしっかりと管理(コントロール)することで、リスク・リターン特性の異なる様々な活用方法が可能です。

例えば、証拠金が100万円あったら、10~20倍(規制上限は25倍)の取引が可能ですが、そのレバレッジを2~3倍程度に押さえて、さらに1万通貨単位ではなく、1千通貨単位で何度かに分けて取引すれば、かなりリスクが押さえられます。

実際、レバレッジを1倍にすれば、銀行の外貨預金より、為替手数料が小さい分、リスクは小さくなります。

・レバレッジ5倍以上:ハイリスク・ハイリターン取引
・レバレッジ2~3倍:ミドルリスク・ミドルリターン取引
・レバレッジ1倍:ローリスク・ローリターン取引

外国為替証拠金取引(FX)の取引概要

外国為替証拠金取引(FX)は、外貨投資の一つで、一定の証拠金(担保)を差し入れることによって、少ない元手(資金)で大きな売買(元手の数十倍の取引)ができる外国為替取引です(個人口座のレバレッジは最大25倍)。

外国為替証拠金取引=外国為替取引+証拠金取引

取扱通貨ペア 米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/円、ポンド/円、NZドル/円、カナダドル/円、スイスフラン/円の8通貨ペアは定番で、実際の通貨ペアは各社毎に異なる
 ・12~18通貨ペアあればほぼ問題なし
 ・多いところは150通貨ペアを用意
取引単位 1千通貨単位、1万通貨単位、10万通貨単位など各社毎に異なる
取引手数料 1万通貨は無料が主流、小口の1千通貨は手数料がかかる会社もあり
取引方法 両建ての有無(同一通貨で買いと売りの両方のポジションを持てるか)
レバレッジ 最大25倍で各社毎に異なる(証拠金の必要額は各社毎に異なる)
リスク管理 マージンコール、ロスカット(ストップロス)
注文方法 成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD、OCO、IFO
注文期限 Day(当日)、Week(週末)、GTC(キャンセルするまで)
注文チャネル インターネット、モバイル、コールセンター
預入期間 取引する期間は完全に自由(決済期限はなく、いつでも決済可能)
入金方法 口座振込、リアルタイム入金
出金方法 日本円での出金、外貨での出金(外貨受け渡しの有無をチェック)
1日の単位 日本時間午前7時から翌朝午前7時まで(米国がサマータイムのときは午前6時から翌朝午前6時まで)