株式投資信託(株式投信)

株式投資信託(株式投信)は、「株式ファンド」とも呼ばれ、株式に投資可能な全ての投資信託をいいます。これは、実際に株式を一切組み込まず、債券のみで運用を行っているものでも、約款上、わずかでも株式に投資することが可能と定めてあれば該当します。

そのため、ほとんどのファンドは、株式投信に分類されることになり、例えば、外国債券に投資する「毎月分配型ファンド」なども該当します。

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株式投信の追加設定による分類

株式投資信託(株式投信)は、追加設定の有無により、「オープン株式投信」と「スポット株式投信」の2つに分けられます。

|オープン株式投信

オープン株式投信は、いつでも時価(基準価額)で売買できる、追加型のファンドです。その時々の経済・金融情勢やマーケット動向などを捉えたタイムリーな運用ができます(ファンドの内容と共に、自分の相場観や投資タイミングが運用の成否のカギになる)。

|スポット株式投信

スポット株式投信は、1回限りの募集で設定される、単位型(ユニット型)のファンドです。その時々の経済・金融情勢やマーケット動向などが考慮され、今後の成長が期待される投資対象を中心に運用ができます(そのファンドがタイムリーな運用で、収益を狙えるかがカギになる)。

株式投信のチェック項目

株式投資信託(株式投信)は、バリエーションが幅広く、自分の投資ニーズに合ったファンドを自由に選択することが可能で、実際の購入にあたっては、以下のような点(項目)に注意することが必要です。

・仕組み、リスクとリターン
運用方針運用対象、運用手法
申込単位信託期間クローズド期間
・過去の運用実績、ファンドの規模
収益分配、換金方法
ファンドマネージャー、情報提供 他

株式投信の基本事項

株式投資信託(株式投信)には、国内株式(日本株)に投資するファンド、国際株式(海外株)に投資するファンド、国内債券に投資するファンド、国際債券に投資するファンドなど非常に多くの種類があります。

また、運用方針や運用対象、収益分配、リスク許容度などは、ファンドによって大きく異なるので、投資(購入)の際には商品内容をしっかりと理解しておくことが必要です。

取扱機関 証券会社、投信会社、銀行、保険会社
リターン インカムゲイン(分配金)
キャピタルゲイン(売却益)
リスク 価格変動リスク(基準価格)
関連マーケット 投資対象の市場すべて
取引単位 各ファンドにより異なる
投資期間 短期から長期まで(基本は中長期)
-ファンドの商品設計による
-各投資家の投資スタンス(目的)による
換金性 各ファンドにより異なる
-クローズド期間の有無
-解約請求or買取請求
-時価が基本、信託財産留保額がかかる

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