CFD取引

CFD取引(CFD)は、"Contract for Difference"の略で、日本語では「差額決済契約」と訳され、原資産となる国内外の株価指数や株価指数先物、現物株、債券先物、コモディティといった様々な金融商品の価格を参照して行なわれる取引をいいます。

かつては、株式関連が対象で「エクイティ・スワップ」と呼ばれ、機関投資家のみが取引できましたが、2000年代以降、個人投資家も取引に参加できるようになり、マーケットに占めるシェアは急拡大しています。

目次:コンテンツ構成

CFD取引の仕組み

CFD取引は、原資産の値動きをそのまま反映しながらも、原資産の現物の受渡しを一切伴わず、売買価格の差額で決済する仕組みになっています。

具体的には、信用取引や株価指数先物取引、商品先物取引、外国為替証拠金取引などと同様、買い建て売り建ての両方の取引が可能であり、その売買価格の差額が損益となります。また、証拠金取引のため、レバレッジ効果があり、利益も損失も大きいハイリスク・ハイリターン型の取引となっています。

※店頭CFDは、2005年にひまわり証券が日本で初めて導入し、現在は、一部の証券会社やFX会社が提供。また、取引所CFDは、東京金融取引所が「くりっく株365」を2010年から提供。

CFD取引の主な種類

CFD取引は、取扱金融機関によって、取引対象となる原資産の種類が大きく異なっており、現在、日本で取引可能なものとしては以下があります。

・株価指数CFD:国内外の株価指数の値動きが取引対象
・業種別指数CFD:国内外の業種別指数の値動きが取引対象
・株価指数先物CFD:国内外の株価指数先物の値動きが取引対象
・株式CFD:国内外の株式(現物株)の値動きが取引対象
・債券先物CFD:国内外の国債先物の値動きが取引対象
・商品先物CFD:海外の商品先物の値動きが取引対象
・商品現物CFD:海外の商品現物の値動きが取引対象

CFD取引の主なポイント

CFD取引は、慣れるまで少し時間がかかりますが、その仕組みをよく理解すると、日本だけでなく世界中の様々な金融商品で、実にバラエティに富んだトレーディングができます。

・世界中の多様な金融商品を一つの口座で取引ができる
・24時間リアルタイムでいつでも取引ができる
・少ない資金(証拠金)で大きな取引ができる
・買いだけでなく、売りでも収益を上げられる
・現物のヘッジにも利用することができる
・ハイリスク・ハイリターンで資金効率が非常に高い

CFD取引の実践

CFD取引では、預けた資金を取引の売買代金としては利用せず、「証拠金」という形で別に取り扱われます。また、決済については、「差金決済方式」となっています。

・運用の基本は、「安く買って高く売る」か「高く売って安く買う」
・銘柄を選択し、「買いポジション」か「売りポジション」を作る
・差し入れた証拠金が取引の担保になり、現物の受け渡しはない
・取引を決済した際に生ずる差額(損益分)についてやりとりする
ポジションを持つと金利調整額や配当金調整額の受け払いがある

CFD取引の基本事項

CFD取引は、日経平均やダウ平均などの株価指数のリアルタイムの値動きを見るだけでも、口座開設の価値があります。

例えば、日経平均先物は、国内外に市場があるため、日本時間で日中だけ動いているのではなく、夜中や深夜も動いています。この値動きを見れば、翌日の日経平均の寄り付きをおおよそ予想でき、また日本株のヘッジも事前にできるので、その利便性は結構高いです。

取扱機関 証券会社、FX会社
リターン キャピタルゲイン、インカムゲイン
リスク 価格変動リスク、レバレッジリスク、クレジットリスク 他
取引内容 対象となる原資産の価格の売買
取引方法 店頭取引(相対取引)、取引所取引
決済方法 反対売買による差金決済
取引期間 無期限(限月取引以外)
税金 申告分離課税(雑所得)