CFD取引

CFD取引(CFD)は、"Contract for Difference"の略で、日本語では「差額決済契約」と訳され、原資産となる国内外の株価指数や株価指数先物、現物株や債券、コモディティといった様々な金融商品の価格を参照して行なわれる取引をいいます。本取引は、かつては「エクイティスワップ」と呼ばれ、機関投資家のみが取引できましたが、現在では世界70カ国以上の個人投資家も取引に参加できるようになり、マーケットに占めるシェアは急拡大しています。

CFDは、原資産の値動きをそのまま反映しながらも、原資産の現物の受渡しを一切伴わず、売買価格の差額で決済する仕組みになっています。具体的には、株式信用取引や株価指数先物取引、商品先物取引などと同様に、「買い建て」と「売り建て」の両方の取引が可能であり、その売買価格の差額がCFDの損益となります。また、外国為替証拠金取引と同様、証拠金取引のため、レバレッジ効果があり、利益も損失も大きいハイリスク・ハイリターン型の取引となっています。

なお、CFDは、2005年にひまわり証券が日本で初めて導入し、現在は大手ネット証券も参入するなど、外国為替証拠金取引(FX)の次にブレイクする可能性のある金融取引と言われています。

CFD取引の主な種類

取扱金融機関によって、その取引対象となる原資産の種類は大きく異なっています。現在、日本で取引可能なCFDの主な種類には以下があります。

・株価指数CFD:国内外の株価指数の値動きが取引対象
・株価指数先物CFD:国内外の株価指数先物の値動きが取引対象
・業種別指数CFD:国内外の業種別指数の値動きが取引対象
・株式CFD:国内外の株式(現物株)の値動きが取引対象
・債券CFD:国内外の国債の値動きが取引対象
・商品先物CFD:海外の商品先物の値動きが取引対象
・商品現物CFD:海外の商品現物の値動きが取引対象 他

CFD取引の仕組み

本取引では、預けた資金を取引の売買代金としては利用せず、「証拠金」という形で別に取り扱われます。また、決済については、「差金決済方式」となっています。

・運用の基本は、「安く買って高く売る」か「高く売って安く買う」
銘柄を選択し、「買いポジション」か「売りポジション」を作る
・差し入れた証拠金が取引の担保になり、現物の受け渡しはない
・取引を決済した際に生ずる差額(損益分)についてやりとり
・ポジションを持つと金利調整額や配当金調整額の受け払いがある

CFD取引の主なポイント

CFDは、慣れるまで少し時間がかかりますが、その仕組みをよく理解すると、日本だけでなく世界中の様々な金融商品で、実にバラエティに富んだトレーディングができます。主なポイントは、以下のとおりです。

・世界中の多様な金融商品を一つの口座で取引ができる
・24時間リアルタイムでいつでも取引ができる
・少ない資金(証拠金)で大きな取引ができる
・買いだけでなく、売りでも収益を上げられる
・ハイリスク・ハイリターンで資金効率が非常に高い

CFD取引の基本事項

CFDは、日経平均株価(先物)やダウ平均などの株価指数のリアルタイムの値動きを見るだけでも口座開設の価値があります。日経平均(先物)は、日本の日中だけ動いているのではなく、夜中や深夜も動いています。これを見れば、翌日の日経平均の寄り付きの値動きをおおよそ予想できますし、また日本株のヘッジやオルタナティブ投資も簡単にできますので、その利便性は非常に高いです。

取扱機関 CFD取引会社、証券会社、FX会社、商品先物取引会社
リターン キャピタルゲイン、インカムゲイン
リスク 価格変動リスク、レバレッジリスク、クレジットリスク 他
取引内容 対象となる原資産の価格の売買
取引方法 店頭取引(相対取引)
決済方法 反対売買による差金決済
取引期間 無期限(限月取引以外)
税金 総合課税(雑所得)