貸家建付地

読み方: かしやたてつけち
分類: 土地

貸家建付地は、宅地の態様の一つで、「貸家の目的とされている宅地(貸家の敷地の用に供されている宅地)」のことをいいます。これは、所有する土地建築した家屋を他に貸し付けている場合のその土地のことを意味し、具体的には、貸アパートや貸マンション、貸ビル、貸家など、所有する土地に建築した家屋を他に貸し付けている場合の土地を指します。

貸家建付地の評価

相続財産や贈与財産においては、貸家建付地の価額は「自用地とした場合の価額-自用地とした場合の価額×借地権割合×借家権割合×賃貸割合」で算出・評価します。これより、土地の活用の仕方によって、将来支払うことになる相続税贈与税が大きく変わってきます。

例えば、同じ場所で、同じ広さの駐車場にしている土地とアパート用地を比べた場合、アパート用地には「貸家建付地」の評価が受けられるため、節税が可能となります。

※借地権割合や借家権割合は地域によって異なり、国税庁のウェブサイトで閲覧できる路線価図や評価倍率表で確認できる。

貸家建付地と貸宅地の違い

「貸家建付地」と似たような用語に「貸宅地(かしたくち)」というものがありますが、両者は全く異なるものです。両者の違いは、「借地権」などの権利が土地の上に生じているか否かという点が挙げられます。

●貸家建付地

自分の土地の上に、自分が所有するアパートやマンションなどが建っている状態であり、自分の土地を他人に貸しているのではない。

●貸宅地

自分の土地の上に、土地を借りた人が所有する家が建っている状態であり、自分の土地自体を他人に貸している。なお、相続財産や贈与財産においては、貸家建付地の価額は「自用地評価額×(1-借地権割合)」で算出・評価する。