信用金庫(信金)

読み方: しんようきんこ
分類: 金融業務|金融機関

信用金庫は、「信金(しんきん)」とも呼ばれ、地域の中小企業や個人が利用者(会員)となって、互いに地域の繁栄を図る、相互扶助を目的とした協同組織の地域金融機関をいいます。これは、信用組合と同じ協同組織金融機関ですが、根拠法(信用金庫法)や会員(組合員)資格が異なっており、また制度や運用面においては、株式会社の銀行と異なる独自の性格を備えています。

一般に信用金庫は、利益第一主義ではなく、会員や地域社会の利益が優先されるのが特色で、さらに営業地域は一定の地域に限定されており、預った資金は、その地域の発展に活かされている点が銀行と大きく異なります。なお、信用金庫の融資対象は、会員の方を原則としていますが、会員以外の方への融資も一定の条件で認められており、また預金については、会員以外の方でも利用できるようになっています。

信用金庫の主な業務

信用金庫の行う業務の種類は、信用金庫法第53条に明示されており、預金または定期積金の受入れ、会員に対する資金の貸付け、会員のためにする手形の割引、為替取引のほか、代理業務や証券・信託業務等について取扱いが認められています。

●預金業務

信用金庫の預金は、会員はもちろん会員外からも広く受け入れている。また、定期積金を基幹商品にしていることが信用金庫の預金の特徴。

●融資業務

融資先は原則として会員に限られており、一融資先に対する限度額は、1998年12月から信用金庫の自己資本の25%相当額となった。ただし、700万円以内の小口融資などについては、会員以外の方も広く利用できる。また、中小企業金融の円滑化を妨げない範囲で、地方公共団体などにも融資をしている。

●為替業務

為替業務には、内国為替業務と外国為替業務の2つの業務がある。

●その他付随業務

このほか、信用金庫は時代の変化を的確に捉え、顧客に新たな満足を提供する業務や新サービスを行っている。(保険窓販、確定拠出年金デビットカード投資信託、信託業務、代理業務、国債・・・)

信用金庫の主な中央・関係機関

信用金庫業界には、中央機関や関係機関などが組織され、一つの巨大グループとしてネットワークを築き、総合力を発揮しています。

●全国信用金庫協会

全国の信用金庫を会員とする業界の利益代表機関。信用金庫の業務・運営に関する調査・研究を行い、関係官庁などに対する建議・答申・連絡などを代表して行っている。

●信金中央金庫(信金中金)

全国の信用金庫を会員とする協同組織形態の金融機関で、信用金庫の中央金融機関(系統金融機関)として、1950年に設立された。「信用金庫のセントラルバンク」と「個別金融機関」という2つの役割を併せ持ち、信用金庫業界の信用力の維持・向上を図ると共に、日本有数の規模と効率性を有する金融機関として日本経済の繁栄に貢献している。

●しんきん情報システムセンター

信用金庫業界の機械化を推進するための中枢機関として、1985年に設立。為替オンライン処理、CDオンライン提携、各種バンキング、デビットカードサービスなど信用金庫が行う顧客サービス手段を提供すると共に、業界内情報ネットワークシステムを提供している。

●しんきん信託銀行

信用金庫の取引先等の信託ニーズに対応すること、信用金庫の多様化、高度化する資金運用ニーズに資することを目的とした信託銀行(1994年に設立)。

●しんきん証券

信用金庫・信金中央金庫グループの証券業務の中核機関で、取引先企業の多様化する有価証券運用ニーズや、資金調達ニーズに積極的に応えることを目的とした証券会社(1996年に設立)。

●しんきんアセットマネジメント投信

信用金庫の多様化・高度化する資金運用ニ-ズに資すること等を目的に、投資一任業者として、信用金庫の支払準備資産および信用金庫厚生年金基金資金等の効率運用に資す提ると共に、証券投資信託商品の供給を通じて信用金庫および信用金庫取引先等の資金運用ニーズに対応している。

●信金ギャランティ

信用金庫の個人ローン拡大に資するため、2002年に設立。顧客が信用金庫から借入れする際に、その借入債務を保証するなど、信用金庫が取り扱う個人向け無担保ローンの保証業務を行っている。