節約と倹約の違い

日常生活の中で、「節約」や「倹約」という言葉はよく見聞きしますが、この二つは一体どこが違うのでしょうか? どちらも無駄を省くという点では共通しますが、一方で語法については、節約がお金以外にも広く用いるのに対して、倹約はお金にしか用いません。

節約について

節約(せつやく)は、無駄を極力省いて、切り詰めることをいいます。これは、無駄に使うことを意味する「浪費(ろうひ)」の対義語で、日常的には「食費の節約」や「光熱費の節約」、「経費の節約」、「紙の節約」、「時間の節約」、「エネルギーの節約」というように広く用いられ、また節約する人のことを「節約家」と言います。

<本用語の使用例>

・幼い頃から節約や貯金が大好きだった
・電池を節約するエコモードを搭載している
・日常生活の中でちょっとした工夫で節約することができる

倹約について

倹約(けんやく)は、無駄を極力省いて、出費をできるだけ少なくすることをいいます。これは、無駄に使うことを意味する「浪費(ろうひ)」の対義語で、日常的には「小遣いの倹約」や「賃金の倹約」というように主に金銭面に用いられ、また倹約する人のことを「倹約家」と言います。

<本用語の使用例>

・勤勉・質素・倹約をするのが金儲けの王道だ
・家計が窮地に陥っていると分かった時、必死に倹約に取り組んだ
・戦前・戦中生まれの世代は、倹約が美徳という考えの人が多かった

節約と倹約の違いについて

節約と倹約は、どちらも浪費に対する対義語ですが、以下のような違いがあります。

●節約は倹約とは異なり、無駄を省く対象がお金だけでなく、時間やエネルギー、モノなど幅広くなっている。

●個人において、倹約家は、節約家と比べた場合、出し惜しみする「ケチな人」というマイナスなイメージが若干ある。