為替

読み方: かわせ
分類: 為替取引

為替は、隔地者間(遠く隔たった者の間)に生じた金銭上の債権・債務の決済または資金移動を現金の輸送によらずに行う仕組みをいいます。これは、金融業務においては、送金や振込、手形や小切手などで、現金を移動させることなく、代金(金銭)の支払いなどの決済を行う業務(方法の総称)をいいます。

ここでは、日常生活で身近な「為替(かわせ)」について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

為替の由来は?

為替は、世界各地で発達してきましたが、日本における為替の起源は、「割符(さいふ)」と呼ばれる為替手形のようなものが使われた鎌倉時代にまで遡ることができます。また、今日の為替の仕組み(原型)は、江戸時代に首都の江戸と商都の大阪を結んで資金決済を行う「江戸為替」が急速に発達して完成したそうです。

為替取引とは?

為替取引は、何らかの貸借の決済に為替を利用する契約であり、銀行等の金融機関が顧客の依頼により為替の取組をすることをいいます。また、金融機関間で為替の売買をすることもいいます。

|内国為替取引|
国内で日本円により行う為替取引。

|外国為替取引|
為替レートを基に異なる2つの通貨を交換する取引。

為替の分類:並為替と逆為替

為替は、関係者間の資金の動く方向から、「送金為替(並為替)」と「取立為替(逆為替)」の二つに分類されます。

送金為替

送金為替は、「並為替」とも呼ばれ、資金を債務者など支払人から債権者など受取人へ送金する為替取引をいいます。これは、隔地者間の債権・債務の決済などの際に、現金を輸送せず、支払人から受取人へ金融機関を通じて送金する方式であり、現在、内国為替では「振込」と「送金小切手」の二つがあります。

取立為替

取立為替は、「逆為替」とも呼ばれ、債権者が債務者に対する債権を金融機関経由で取り立てる為替取引をいいます。これは、内国為替では、商取引で債権者が債務者から受け取った手形小切手を自己の取引金融機関に持込んで取立を依頼し、また取立を依頼された金融機関は手形交換行内交換で取立を行うもので、無事に決済されると取立代り金が依頼人の口座に入金されます。

為替の分類:内国為替と外国為替

為替は、遠隔地等への送金手段として、現金を直接送付する場合のリスクを避けるために用いられており、「内国為替」と「外国為替」の二つに分類されます。

現在、銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫、JAバンクなどの金融機関では、為替業務は「預金業務」や「融資業務」と共に代表的な業務となっており、通常、内国為替は「預金窓口」で扱われているのに対して、外国為替は「外為窓口」で扱われています。

内国為替:国内の為替取引

内国為替は、「内為(ないため)」とも呼ばれ、同一国内における貸借の決済や送金を現金の輸送によらず、送金為替(並為替)や取立為替(逆為替)などによって行う仕組み(方法)をいい、日常的には、振込や代金取立などがよく利用されています。また、金融機関では、内国為替を「本支店為替」と「他行為替」に分類しています。

外国為替:海外との為替取引

外国為替は、「外為(がいため)」とも呼ばれ、異なる2つの通貨を交換することをいいます。昔は、法律(外為法)により取引に制限がありましたが、今日では、完全に自由化されており、具体的には、海外貿易の際の輸出予約や輸入予約、国際間の送金、外貨両替、外貨預金、外国為替証拠金取引といったものが挙げられます。