手形

読み方: てがた
分類: 手形・小切手

手形は、為替手形約束手形の総称で、一定の金額の支払いを目的とした有価証券をいいます。これは、すぐに現金化できる小切手とは異なり、原則として支払期日にならならないと現金化することができないため、振出人は支払期日まで支払いを猶予することができます。また、手形を使用する際には、小切手と同様、銀行などの金融機関と当座勘定取引契約を締結し、金融機関に当座預金の口座を開設して、手形用紙を交付してもらう必要があります(所定の審査あり)。

一般に手形は金銭債権を表すものであり、その権利は証券と密接に結合しており、権利の発生・移転・行使の全てが証券により行われることから、完全有価証券と言われます。なお、法律(手形法)上は、記載要件を満たしていれば手形として有効ですが、実務上は、全国銀行協会が制定する「統一手形用紙」を使用することがほとんどです。

手形とは?

一定期日に、一定の場所で、記載された金額の支払いを約束する有価証券をいい、売買代金の支払いや借入金の返済など金銭支払いの手段を有するほか、信用取引の手段としての機能も有します。なお、受け取った際には、金額や振出日、支払期日、振出人(署名)、受取人、裏書などに不備がないかをよく確認することが必要です。

為替手形と約束手形の違いは?

為替手形が第三者への支払委託の形式をとる「支払委託証券」であるのに対して、約束手形は自らが支払いを約束する形式をとる「支払約束証券」である点が異なっています。また、約束手形の振出人については、手形の発行者であると共に、主たる債務者でもあるため、支払人の存在が不要で、引受けや引受拒絶に基づく遡求の仕組みがありません。

●為替手形(為手)

発行者(振出人)が第三者(引受人)に委託し、受取人またはその指図人に対して一定の金額を支払ってもらう形式の手形で、日常の商取引においては、国際間の決済に利用される。

●約束手形(約手)

振出人が受取人またはその指図人に対して、一定の金額を一定の期日に支払うことを約束する手形で、現在、日本国内で流通している手形の大部分は約束手形となっている。