ジュニア債

読み方: じゅにあさい
英語名: Subordinated bond
分類: 債券区分

ジュニア債は、「劣後債」とも呼ばれ、証券化商品などの債券をリスク度合いで三つに分類した場合に、最も高リスク(低格付)の債券のことをいいます。また、劣後特約の付いた、通常の債権よりも債務弁済の順位が劣る債券のことを意味する場合もあります。

一般に複数の社債を裏付け資産として発行される資産担保証券の一種である「社債担保証券(CBO)」などの証券化商品は、リスク度合いが異なるいくつかの階層(トランシェ)に分けて発行されることがあり、そのうち、最も安全な部分(低リスクなもの)を「シニア債」、中間的な部分(中リスクなもの)を「メザニン債」、最もリスクの高い部分(高リスクなもの)を「ジュニア債」と呼んでいます。

通常、ジュニア債は、ハイリスク・ハイリターンのため、元利金の支払いが優先的に受けられない(債務弁済の順位が劣る)一方で、運用の利回りは高くなります。また、格付け(信用力)の高さは、シニア債>メザニン債>ジュニア債の順ですが、利回りの高さはその逆であり、運用(投資)の際には、投資家は自身のリスク許容度に応じて選択することになります。

●企業が発行するジュニア債

会社清算時などに残余財産の弁済順位が優先される一般無担保社債と弁済順位が最も低い株式との中間的な性格を持っている。

●金融機関の発行するジュニア債

一定の制限のもと、自己資本比率の規制上において資本として計上することができるため、資本増強策として利用されることもある。