社債担保証券(CBO)

読み方: しゃさいたんぽしょうけん
英語: Collateralized Bond Obligation
分類: 証券化商品

社債担保証券(CBO)は、複数の社債を裏付け資産(担保資産)として発行される証券化商品をいいます。

債務担保証券(CDO)の一種で、業種や格付けの異なる複数企業の社債を特別目的会社に集め、各社債が生み出すキャッシュフロー(利払いや償還金)を元に、格付けの異なる複数の証券に組み替えて発行され、組成後の高格付債を「シニア債」、中格付債を「メザニン債」、低格付債を「ジュニア債」と呼びます。

ちなみに、その歴史は、米国で1980年代から発行が始まり、日本では、1990年代後半以降、発行されるようになりました。

社債担保証券(CBO)の仕組み

社債担保証券(CBO)は、債券プールが生み出すキャッシュフローの充当順位を工夫し、高格付部分と低格付部分を作り分けることにより、投資家ニーズに合った商品の提供が可能となります。また、発行体が同一であっても、優先順位の異なった証券(債券)には、それぞれ異なった格付けが付けられます。

一般に利払いや元本償還については、シニア債、メザニン債、ジュニア債の順番に行われる一方で、格付けが低くなるほど利回りは高くなります。なお、担保資産となる社債については、新規発行のものを利用するケースと既発行のものを利用するケースがあります。

社債担保証券(CBO)の主なメリット

社債担保証券(CBO)の主なメリットとして、以下が挙げられます。

◎複数の社債をひとまとめにしてリスクを分散できるため、通常、信用力が低く、単独で社債発行できない中小・中堅企業にも、CBOに参加することで資本市場からの資金調達が可能となる。

◎高格付け企業においては、ケースによって、単独発行より発行条件が向上する可能性がある。

◎投資家においては、多様な商品の中から、リスク許容度にあった証券(債券)に投資することが可能である。