少額投資非課税制度(NISA)とは何か?

少額投資非課税制度は、「NISA(ニーサ)」とも呼ばれ、個人の資産運用を支援する、期間限定の税制優遇制度をいいます。

NISAとは、「Nippon Individual Savings Account」の略で、本制度を設計するにあたり、1999年に英国でスタートし、広く普及している「ISA(Individual Savings Account)」を参考にしていることから名付けられた愛称となっています。

ここでは、少額投資非課税制度(NISA)について、簡単にまとめてみました。

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少額投資非課税制度(NISA)の概要

少額投資非課税制度(NISA)は、証券会社や銀行などの金融機関に開設した「NISA口座」において、所定の枠(年間非課税枠)内で購入した金融商品から得られる利益が、所定の期間(非課税保有期間)内に非課税となる制度をいいます。

現在、NISAには、成年が利用できる「一般NISA」と「つみたてNISA」、未成年が利用できる「ジュニアNISA」の3種類があり、また金融機関に開設するNISA口座は、一人一口座となっています(一つの金融機関で一つしか開設できない)。

一般NISAについて

一般NISAは、2014年1月にスタートした、個人投資家(成人)のための税制優遇制度(非課税制度)です。毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式や投資信託などの配当・譲渡益等が非課税対象となります。

・非課税保有期間:5年間
・年間非課税枠:120万円
・投資可能期間:2023年まで
・投資可能商品:上場株式・ETF・公募株式投信・REIT等
・買付方法:通常の買付、積立投資
・払出制限:なし

なお、2024年以降は新制度(2階建て)に見直され、2028年まで口座開設が可能になっています。

つみたてNISAについて

つみたてNISAは、2018年1月にスタートした、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援する、個人投資家(成人)のための税制優遇制度(非課税制度)です。購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付に限られ、また投資可能商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。

・非課税保有期間:20年間
・年間非課税枠:40万円
・投資可能期間:2042年まで
・投資可能商品:長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託
・買付方法:積立投資
・払出制限:なし

ジュニアNISAについて

ジュニアNISAは、2016年4月にスタートした、未成年者を対象とした少額投資非課税制度です(2023年末で終了)。未成年者を対象に、年間80万円分の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。

・非課税保有期間:5年間
・年間非課税枠:80万円
・投資可能期間:2023年まで
・投資可能商品:一般NISAと同じ
・買付方法:一般NISAと同じ
・払出制限:あり(18歳まで)

新しいNISAについて

一般NISAについては、2024年以降、より多くの人に長期・積立・分散投資を始めるきっかけとしてもらうため、非課税対象および非課税投資枠が見直され、2階建ての新しいNISAに変わり、現行の予定では、非課税期間は「最長5年間」、投資可能期間は「2024年~2028年」となっています。

●非課税対象

・1階:一定の投資信託への投資から得られる分配金・譲渡益
・2階:株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金・譲渡益

●非課税投資枠

・1階:新規投資額で毎年20万円が上限(最大100万円)
・2階:新規投資額で毎年102万円が上限(最大510万円)