クレジットカードの種類(機能別)

クレジットカードを機能で分類した場合、まず、利用範囲がどうなっているかということがあります。これについては、「単一目的カード(モノパーパスカード)」と「汎用ハウスカード」に分類できます。

一般に「単一目的カード」とは、当該企業または、そのグループ内だけで通用するクレジットカードで、その昔、百貨店やスーパーなどが発行していたハウスカードが該当します(昨今では、VISAやMasterCardと提携し、多くの加盟店でも使用できる「汎用ハウスカード」が主流)。これに対して、カードの使用範囲が広く、汎用性のあるクレジットカードを「多目的カード(マルチパーパスカード)」と言います。

ここでは、カードの機能別に、どんなクレジットカードがあるのかを見てみましょう。

割賦カード

割賦カードは、分割払いで返済できるクレジットカードの総称をいいます。アメリカでは、厳密には「クレジットカード」と言うと、VISAやMasterCard、あるいは百貨店のカードのような分割返済(リボルビング)可能なカードを指します。これに対して、使用した分をそっくり翌月に支払う、いわゆるマンスリークリア式のカード(American ExpressやDiners Clubなど)のことを「チャージカード」と呼んで区別することがあります。

国際カード

国際カードは、国内・国外を問わず、使用できるクレジットカードの総称をいいます。これには、VISA、MasterCard、American Express(AMEX)、Diners Club、JCBがあります。日本では、1980年代後半から、日本人の海外旅行者が増加したこともあり、クレジットカードの国際化が急激に進み、今日では、日本のカード会社の多くは、VISAやMasterCardとの提携により国際カード化を果たしています。

社会貢献型カード

社会貢献型カードは、提携カードの中でも、特に社会福祉や環境保護などを目的として発行されるカードをいいます。これは、カードの売上や収益の一部が、提携先である団体や組織に還元される仕組みになっています。

T&Eカード

T&Eとは、「Travel & Entertainment(トラベル&エンターテイメント)」の略で、T&Eカードは、航空会社や旅行、ホテル、レストラン、劇場などの分野に多くの加盟店を持つクレジットカードをいいます。現在、世界的に代表的なカードには、American Express(アメックス)とDiners Club(ダイナースクラブ)があります。

コーポレートカード(法人カード)

コーポレートカード(法人カード)は、個人ではなく、法人組織に対して一括発行するクレジットカードで、「ビジネスカード」と呼ばれることもあります。昨今では、ビジネスパーソンの接待や出張などで、交際費その他の経費管理において、法人カードを採用する企業が増えています。

一般に法人カードは、裏面に個人の署名欄があり、個人カードとまったく同様に、カードの支給を受けた者が、自分のサインでカードを使う仕組みになっています。一方で、カード代金については、その企業の決済口座から引き落とされます。

ゴールドカード

ゴールドカードは、比較的高額の年会費を徴収する、高級カード(プレミアムカード)の総称をいいます。(カードが金地であるため「ゴールドカード」と呼ばれ、年会費は通常のカードより高く設定)

現在、カード会社では、会員をセグメント化(いくつかの階層に分類)し、インセンティブ(刺激、誘因、動機)を高めるために、通常のカードよりもハイクオリティなサービスと実用性を付加したゴールドカードを発行しています。また、ゴールドカードよりも、さらに高級感を売りものにした「プラチナカード」や、選ばれた人しか持てない「ブラックカード」というものもあります。