浮動株

読み方: ふどうかぶ
英語名: Floating stock
分類: 株式区分

浮動株は、安定した株主が保有している株式ではなく、マーケット(市場)で幅広く流通し、常に売買されている株式のことをいいます。これは、株式市場の参加者(投資家)がキャピタルゲインインカムゲインの獲得を主目的として、市場で日々売買する株式のことを指します。一方で、創業者や役員、関係会社、金融機関などが保有している株式は、簡単に売却される可能性が少ないため、「特定株(固定株)」と言い、株式総数の中で浮動株と分けてカウントされます。

現在、投資家は、会社四季報などで浮動株や特定株の比率を把握することができるほか、企業から公表される有価証券報告書等の資料で浮動株主数を把握することができます。

浮動株の特色

浮動株が多い銘柄は、市場に出てくる注文量が多いことから、流動性は高くなる傾向があるのに対して、浮動株が少ない銘柄は、市場に出てくる注文量が少ないことから、流動性は低くなる傾向があります。また、浮動株が少ない銘柄は、市場で売買高が急激に増加すると、株価が大きく変動することもあります。

なお、上場株式のうち、実際に市場で流通する可能性の高い株式(浮動株)の比率のことを「浮動株比率」と言い、また上場株式数が同じ場合には、浮動株比率が高い銘柄ほど市場での流通量が多いので、売買しやすくなります。

浮動株基準株価指数の算出

浮動株基準株価指数とは、対象となる市場に上場している各銘柄のうち、市場で流通する可能性の高い株式である浮動株のみを指数の算出対象とする株価指数の算出方法をいいます。

1990年代後半以降、世界の主要市場の株価指数については、浮動株基準株価指数(浮動株ベース)で算出するのが国際的な流れとなっており、日本でも2006年6月から、東京証券取引所東証株価指数(TOPIX)を浮動株ベースの算出に移行しました。

(東証1部の全銘柄が一斉に買い付けられた場合、市場に流通する株式が少ない銘柄は需要が実質以上に高まってしまい、需要と供給のバランスが崩れて株価の乱高下が起こりやすくなるため、浮動株に比例させる指数の導入に至った)