担保付翌日物調達金利(SOFR)

読み方: たんぽつきよくじつものちょうたつきんり
英語名: Secured Overnight Financing Rate(SOFR)
分類: 金利

担保付翌日物調達金利(SOFR)は、アメリカ合衆国の銀行間取引の指標となる新たな金利で、米財務省証券(米国債)のレポ取引に基づいた金利をいいます。これは、金融機関同士で取引される米国債担保にした翌日物のレポ金利の平均であり、ニューヨーク連銀が毎朝8時に前営業日分の金利を公表します(2018年4月3日から公表開始、初日の金利は1.80%)。

長い間、世界の主要国の銀行間取引の指標金利は、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)が主流でしたが、2012年に発覚した「LIBOR不正操作事件」をきっかけに、各国中銀が代替指標の検討(LIBORからの切り替え計画)を進めており、米国では、LIBORに代わる指標として「SOFR」を採用しました。(規制当局は、LIBORの公表が停止した場合、システミックリスクを引き起こす可能性を指摘しており、各国中銀が代替指標を開発・準備)

一般にSOFRは、米国債のレポ取引市場の取引高が非常に厚みがあり、また頑健性も備えていることから採用されましたが、実際のLIBORからの切り替えは複雑で段階的になると予想されています。また、LIBORのように1カ月や3カ月などタームローン市場が存在しないことも問題点としてあるほか、SOFRに基づく金融派生商品の流動性増加には時間がかかる見通しです。(CMEは2018年5月7日にSOFRの先物取引を開始予定、大手ディーラーは2018年内にSOFRのスワップ取引を可能にする見込み)

※SOFRは、日本語では、「担保付き翌日物資金調達金利」と表記されることもあり。