レポ市場

読み方: れぽしじょう
分類: オープン市場

レポ市場は、レポ取引が行われるマーケット(市場)をいいます。これは、短期の資金取引を行う場であるオープン市場の一つで、日本では、1996年に創設されました。また、レポ取引とは、本来は「買い戻し条件付取引」のことをいいますが、日本では、債券の貸借取引で金銭担保として差し出す「現金担保付債券貸借取引(債券レポ取引)」のことを指します。

なお、オープン市場は、インターバンク市場と共に、短期金融市場(マネー・マーケット)を構成する市場で、金融機関だけでなく事業法人や公的機関なども参加しており、現在、その種類には、国庫短期証券市場やレポ市場、現先市場CD市場CP市場などがあります。

債券レポ取引の仕組み

債券レポ取引は、実質的には「債券と資金を一定期間交換する取引」であり、決済日に債券の借り手は債券と貸借料を貸し手に渡し、一方で債券の貸し手は担保金(現金)と利息を借り手に渡します。これを短期の資金調達という視点から見ると、資金調達コストは、現金担保にかかる利率から債券の貸借料率を引いたもの(=レポレート)になります。

●現金を担保とした債券の消費貸借契約(貸借取引)となっており、当事者の一方(貸し手)が他方(借り手)に債券を貸し出し、その見返りとして担保金を受入れ、一定期間経過後に同種同量の債券の返還を受けて、担保金を返却する。

●レポレートは、担保金利率から貸借料率を差し引いた料率で表され、通常はプラスレートになるが、市場環境によっては、マイナスレートになることもある。

日本のレポ市場について

日本の債券レポ市場(現金担保付債券貸借市場)は、1996年に現在の取引形態となり、昨今では、マネー・マーケットにおいて、国庫短期証券市場(TDB市場)に次ぐ市場規模があり、その利便性から日々多くの取引が行われています。また、その指標として、日本証券業協会が毎営業日に「東京レポ・レート」を公表しています。

取引対象 国債が取引の中心(一般債も対象ではあるが、取引量は少ない)
取引単位 特に制限なし(通常は1億円以上の取引が多い)
貸借期間 特に制限なし
決済方法 国債は、通常、日銀ネットの国債DVP決済システムを用いる。また、一般債は、証券保管振替機構の一般債振替制度(DVP)を用いる。
清算機関 参加者同士が国債の受渡しを行う場合、特段の合意が無ければ、日本証券クリアリング機構(JSCC)が債務引受を行う。
ヘアカット 担保金額を調整する仕組み(国債を担保とする場合は行わない)
マージンコール 担保金の不足額を取引相手に追加で請求する権利