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新発10年国債利回り

読み方: しんぱつじゅうねんこくさいりまわり
分類: 金利

新発10年国債利回りは、新規に発行された、償還期間10年の国債の流通利回りをいいます。これは、日本の金融市場において、現在、長期金利の代表的な指標となっており、多様な年限(期間)の長期金利がある中、期間10年の金利を表しており、日々公表されています。

目次:コンテンツ構成

新発10年国債利回りの仕組み

新発10年国債利回りとは、新規(直近)に発行された、償還期間10年の国債の流通利回りです。

その仕組み面において、期間10年の金利の性質を維持するため、発行条件が異なる新たな回号の新発10年国債が発行される度に、指標金利となる銘柄が新たな回号のものに移行します。

例えば、これまで長期金利の指標銘柄が第368回であったものが、第369回が発行された時点で、最新の第369回に指標銘柄が移行します。

なお、新発10年国債の回号は、市場環境にもよりますが、通常、1カ月から3カ月の間で変わります。

新発10年国債利回りの情報元

新発10年国債利回りのレートは、国債を中心とする債券の業者間市場を運営する、日本相互証券の新発10年国債の取引価格(出来値)を基に算出されており、現在、RefinitivやBloomberg、Quickなどの情報ベンダーを通じて、マーケット情報の一つとして広く配信されています。

ちなみに、日本経済新聞のマーケットデータ欄にも、「新発10年国債利回り」が記載されていますが、このデータは、日本相互証券のものではなく、日本証券業協会が発表する、店頭売買参考統計値(終値、業者平均、単利)となっています。

国債と長期金利について

国債は、債券市場の中で発行残高と流動性が最も高く、また国が発行する債券で信用度が高く、売買も非常に活発なため、世界各国で長期金利の指標として広く活用されています。

一般に長期金利は、企業が設備投資などの長期資金を銀行等から借りる際の金利や、個人が住宅ローンなどを組む際の金利に大きな影響を与えるため、その動向(新発10年国債利回り等)を把握しておくことは重要と言えます。

長期金利の指標の変遷について

日本では、その昔、既発10年国債の中から、発行量や販売高が多い、クーポンレートがその時々の流通利回りに近い、保有が偏っていないなどの条件を満たした銘柄を「国債指標銘柄」としていました。

その後、市場環境の変化により、売買の中心が既発10年国債から新発10年国債に移ってきたため、1999年3月から「直近の新発10年国債の利回り」を長期金利の指標とするようにしました。

本来、国債は必ずしも毎月発行されるものではありませんでしたが、1965年以降、毎月発行されており、そのつど長期金利の指標となる対象銘柄が交代しています。