メザニンファイナンス

英語名: Mezzanine Finance
分類: ファイナンス

メザニンファイナンスは、企業の資金調達手段の一つで、ローンや普通社債等による「デットファイナンス」と、株式等による「エクイティファイナンス」の中間に位置するファイナンス手法をいいます。これには、ハイブリッドローンハイブリッド証券などがあり、従来より金融機関が取り組んできたシニアファイナンスより投資リスクが高い資金となっています。

現在、メザニンファイナンスは、米国など幅広い投資家層を抱えるマーケットにおいて、多様な資金供給手段(資金調達手段)の一つとして重要な役割を果たしており、また本ファイナンスを専門とする投資銀行やメザニン投資を専門とするファンドなどが多数存在しています。ちなみに、本用語のメザニン(mezzanine)とは、階と階の間の「中二階」を意味します。

メザインファインナンスの位置づけと種類

メザニンファイナンスは、従来より金融機関が取り組んできたシニアファイナンスよりも、返済順位が低く、リスクが高いファインナンス(資金)をいいます。

●シニアファイナンス

日本において発行されている社債(シニア債)や金融機関から供給されている融資(シニアローン)の多くが該当する。

●メザニンファイナンス

投資銀行業務を行う金融機関が扱い、劣後ローン劣後債永久債永久劣後債優先株優先出資証券などが該当する。

メザニンファイナンスの主な特色(メリット)

メザニンファイナンスは、企業にとっては、「デット(debt)」と「エクイティ(equity)」の双方の特色を活かした多様な資金調達が可能となる一方で、投資家にとっては、比較的信用力が高い企業への投資においても、通常の社債投資よりも高いリターンが見込まれるといったメリットがあります。

なお、リスク度合いから見た場合、社債投資がローリスク・ローリターン、株式投資がハイリスク・ハイリターンなのに対して、メザニン投資はミドルリスク・ミドルリターンと言うことができます。

<メザニンファイナンスの活用メリット>

・既存株主の議決権の希薄化を回避できる
・経済的利益における普通株主の希薄化を回避・軽減できる
シニアローンなどでは対応困難なリスクマネーを供給できる
・償還スケジュールを相当程度弾力的かつ柔軟に設定できる