バーナンキ・ショック

英語名: Bernanke shock
分類: 出来事(ショック)

バーナンキ・ショック(Bernanke shock)は、2013年5-6月に発生した、アメリカ合衆国連邦準備制度理事会(FRB)の第14代議長を務めたベン・バーナンキ氏の発言を引き金とした世界的な金融市場の混乱(動揺)をいいます。

具体的には、2013年5月22日に、当時のバーナンキFRB議長が、今後、幾度かの会合を経て、債券の購入ペースを徐々に減速することで量的緩和を縮小する可能性を示唆し、さらに2013年6月19日に、FRBが今年中に債券の購入金額を減額し、2014年半ばに完全に終了する可能性があるという一段の踏み込んだ発言をしたことにより、世界的な流動性懸念が生じ、新興国の通貨や株式などから資金が流出し、市場に大きな動揺をもたらしたものです。

当時、市場は、バーナンキFRB議長の発言を時期尚早と受け取り、新興国リスクを改めて認識し、特に「フラジャイル・ファイブ」と呼ばれた、財政赤字や経常赤字を抱え、GDP比で対外債務が比較的大きい新興国が狙い撃ちされました。

・2013年5月23日の日経平均は1143円安
・外国為替市場で新興国通貨が大きく下落
・MSCI新興国株指数は、1カ月間あまりで約16%下落

なお、その後、市場は持ち直し、バーナンキFRB議長も発言に慎重となり、また市場との対話を重視したことにより、2014年10月のFOMCで「QE3」の終了が決定された際には大きな混乱は生じませんでした。