直先スプレッド

読み方: じきさきすぷれっど
分類: 為替相場

直先スプレッドは、広義には、直物(現物)相場と先物相場の価格差のことをいいます。これは、外国為替取引においては、「スワップレート」とも呼ばれ、直物為替レート先物為替レートの差で、基本的に2つの通貨の金利差によって決まります。

ここでは、外国為替取引の基本知識の一つである「直先スプレッド」について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

直先スプレッドとは?

直先スプレッド(スワップレート)とは、「直物相場(直物為替レート)」と「先物相場(先物為替レート)」の差をいい、現在、インターバンク市場では、1カ月、3カ月、6カ月、12カ月などで、その価格が「ポイント」で表示されます。

・先物相場>直物相場:プレミアム
・先物相場=直物相場:フラット(パー)
・先物相場<直物相場:ディスカウント

一般に直先スプレッドは、基本的に2つの通貨の金利差で決定し、またインターバンク市場に常に建ち、金利動向によって絶えず変動します。なお、市場においては、金融機関の為替ディーラの中で、フォワードディーラーが本取引を行っています。

直先スプレッドの理論的な背景

直先スプレッド(スワップレート)の理論的な背景として、外国為替市場(為替)と金融市場(金利)の間に、金利を通した関係である「金利平衡理論」が成り立っていることが挙げられます。

金利平衡理論とは、「先物為替レートと直物為替レートの差であるプレミアム(ディスカウント)率は2通貨間の金利差に等しい」というものです。これより、相対的に高い(低い)金利の通貨は、相対的に低い(高い)金利の通貨に対して、先物レートでディスカウント(プレミアム)になります。

直先スプレッドの取引要因

外国為替のスワップ取引とは、直先スプレッド(スワップレート)が取引されることをいい、具体的な取引要因として以下が挙げられます。

先物為替取引のカバー
・直物ポジションのカバー
・他の金融商品のヘッジ
・ディーリングによる収益獲得 他