EUR

読み方: いーゆーあーる
分類: 通貨コード

EURは、ISO 4217で定められた、アルファベット3文字で記述した欧州連合(EU)の単一通貨「ユーロ」の世界共通で用いられる通貨コードをいいます。また、ISO 4217とは、ISOで制定された国際標準の一つで、各国あるいは各地域の通貨を3文字のコードで記述できるようにしたもので、最初の2文字がISO 3166-1 alpha-2で定義された国名コード、最後の1文字が通貨のイニシャルを表しています。

現在、ユーロは、米ドルに次いで取引量が多く、世界で第二の基軸通貨としての地位を確立しつつあります。特に2001年9月11日の同時多発テロを契機に、これまで米ドルだけに依存してきた決済外貨準備といった基軸通貨の役割について、リスク回避の観点から分散させようという動きが世界的に強まり、米ドルの代替として中心的な役割を果たすようになってきています。その一方で、単一の通貨・金融政策にもかかわらず、各国が別々の財政政策や金融行政を行う構造的問題が露呈しており、通貨としての不完全性も指摘されています。

EURの基本事項

・通貨表示:EUR=Euro
・通貨通称:ユーロ
・通貨発行:EU内のユーロ圏
・為替政策:欧州中央銀行(ECB)
・金融政策:ECB
・財政政策:各国の政府
・市場介入:ECB
・政策金利:Main Refinancing Operations Minimum Bid Rate

EURの採用国(ユーロ圏)~2019年で19カ国

・ドイツ、フランス、イタリア
・ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、オーストリア
・スペイン、ポルトガル、ギリシャ、スロベニア
・アイルランド、フィンランド
・キプロス、マルタ、スロバキア
・エストニア、ラトビア、リトアニア

EURの特徴

・ヨーロッパ圏の単一通貨(統一通貨)
・USDに次ぐ世界第2の基軸通貨への期待
・USDに次ぐ取引量があり、流動性の安心感
・為替/金融政策はECB、財政政策は各国政府の矛盾
・ドイツやフランスの経済指標に特に注目
・ユーロ圏のインフレに対する対応は早い
・ユーロ圏の一人当たりの生産性や投資は米国より低い
・ユーロ圏は地理的に中東やアフリカと結びつきが強い

EURの参加条件

・財政赤字をGDPの3%以内に
・累積債務残高はGDPの60%以内に
・インフレ率をユーロ圏の最も低い国の平均より1.5%以内に
長期金利は最も低い国の金利よりも2%以内に
・現行の通貨を2年間、ユーロに対して15%の変動幅内に