電子マネー

電子マネー(Electronic Money)は、「電子貨幣」とも呼ばれ、貨幣価値の決済を電子化したもので、電子的なデータのやり取りによって決済するサービスの総称をいいます。これは、明確な定義は特にありませんが、貨幣をそれと同額の価値を表現するデジタルデータに変換し、ネットワークや専用端末などを利用してそのデータを変更することで貨幣価値の移転を行い、支払いなどに充てることができるようにしたシステムを指すことが多いです。

一般に電子マネーは、インターネットやコンピュータなどの情報通信技術の発展により普及した「電子的な決済手段の一種」であり、日本においては、資金決済法の適用を受けます。現在、複数の事業者によって運営されており、代表的なものとして、楽天Edy(エディ)やnanaco(ナナコ)、WAON(ワオン)、iD(アイディ)、QUICPay(クイックペイ)、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)、WebMoney(ウェブマネー)、BitCash(ビットキャッシュ)などがあります。

電子マネーの分類

電子マネーは、電子決済の形態により、「カード型電子マネー」と「ネットワーク型電子マネー」の二つに分類されることが多いです。

●カード型電子マネー

カードや機器(スマホ・携帯)に内蔵したICチップで貨幣価値データが管理され、専用端末(リーダライタ)を使って支払い(貨幣価値データの処理)を行うもの。これには「接触型」と「非接触型」の二つがある。

●ネットワーク型電子マネー

貨幣価値データは、インターネット上のサーバで管理され、ネット上のみで支払い(貨幣価値データの処理)を行うもの。

電子マネーの精算方法

電子マネーを使って支払いを行う場合、その代金の精算方法として、「ポストペイ式」、「プリペイド式」、「デビット式」の三つがありますが、日常的には、ポストペイ式とプリペイド式が多いです。

●ポストペイ式

電子マネーで支払った分が、後日、クレジットカード代金と一緒に請求される「後払い方式」。予め入金する手間はかからないが、使い過ぎてしまうこともある。

●プリペイド式

電子マネーを予めチャージ(お金を払って購入)しておき、電子マネーで支払いをすると、チャージした金額の中から使った分だけ差し引かれる「前払い方式」。残高が少なくなったら、その都度、チャージが必要。

●デビット式

デビットカードと連動した仕組みで、電子マネーで支払うと、預金口座からリアルタイムで決済される「即時引落し方式」。

電子マネーの主な特長

電子マネーは、日常生活の中で、ショッピングや飲食などの代金を簡単に支払うことができ、以下のような特長があります。

・現金やクレジットカードを使わずにすむ。
・カード型であれば、カードやスマホなどを端末にかざす(接触させる)だけで即座に支払いが完了する。
・プリペイドのネットワーク型であれば、個人情報を知られずに支払いができる。
・電子マネーによっては、ポイントやマイルが貯まるものもある。
・交通系の電子マネーは、運賃が自動精算されるので移動が楽である。

電子マネーと仮想通貨の違いは?

電子マネーと仮想通貨は、どちらも法定通貨ではなく、電子的な貨幣類似物ですが、両者は以下の点で大きな違いがあります。

・電子マネーは、仮想通貨と異なり、転々と流通することがない。
・電子マネーは、事業者が価値を保証しているが、仮想通貨は取引所で取引され、価値が変動する。
・電子マネーは、一元管理している管理者(事業者)がいるが、仮想通貨は、ブロックチェーンで管理され、一元管理している事業者がいない。
・電子マネーは、利用者の使用面で加盟店の構築など事業者が主体となっているが、仮想通貨は主体となるものが誰もいない。
・電子マネーは、事業者のクローズドなシステムであるが、仮想通貨は、ネット上のオープンなシステムで国境の障壁もない。

日本の電子マネーの種類

|流通系の電子マネー

|鉄道系の電子マネー

|クレジット系の電子マネー

|インターネット決済専用の電子マネー

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