WebMoney(ウェブマネー)

WebMoney(ウェブマネー)とは、KDDIグループのauペイメントが発行する、プリペイド型の電子マネーをいいます。

インターネット上の加盟店サイトにおいて、簡単・安全・便利に支払いができる「サーバー管理型電子マネー」で、具体的には、支払い画面で、16ケタの英数字で構成された「プリペイド番号」を入力するだけで支払いが完了します。

また、個人情報の登録が不要で匿名性が高く、情報漏洩のリスクが低いのが特徴となっています。

※サーバー管理型電子マネー:電子マネーの残高を、発行会社のサーバーで一括管理する、電子プリペイド方式の決済手段。

目次:コンテンツ構成

WebMoneyの種類

電子マネーのWebMoney(ウェブマネー)は、大きく分けて、「使いきりタイプ」と「カードタイプ」の二つがあります。

使いきりタイプは、登録不要で、インターネット上の加盟店サイトで利用できるもので、シートタイプ、WebMoneyギフトカード、特定加盟店専用タイプがあります。一方で、カードタイプは、チャージして繰り返し利用できるもので、WebMoneyプリペイドカードとau PAY プリペイドカードがあります。

WebMoneyのシートタイプ

WebMoneyのシートタイプは、チケットやバウチャーとも呼ばれ、コンビニやドラッグストアなどの端末やレジで、誰でも買えるスタンダードタイプです。これは、登録不要で、ポイント有効期限なしの使いきりタイプで、インターネット上の加盟店サイトで、残高がゼロになるまで繰り返し利用できます。

また、販売店によっても異なりますが、1000円または2000円から、3000円・5000円・1万円といったように、ポイントの購入金額が決まっています。

WebMoneyギフトカード

WebMoneyギフトカードは、店頭に並んでいるカードをレジに持っていき、レジで有効化(アクティベート)することで、使用可能となるタイプです。これは、登録不要で、ポイント有効期限なしの使いきりタイプで、インターネット上の加盟店サイトで、残高がゼロになるまで繰り返し利用できます。

また、その種類には、金額が固定された「金額固定タイプ」と、自由に購入金額が指定できる「バリアブルタイプ」の二つがあり、現在、バリアブルタイプでは、1500円から1万円までの間で自由に金額が指定できます。

WebMoneyの特定加盟店専用タイプ

WebMoneyの特定加盟店専用タイプは、インターネット上で利用できるサイトが限定されているタイプです。これは、登録不要で、ポイント有効期限なしの使いきりタイプで、現在、ハンゲのファンキャッシュ、スクウェア・エニックスのクリスタ、楽曲のモーラ、ツタヤオンラインゲームなどがあり、一部のコンビニで販売されています。

WebMoneyプリペイドカード

WebMoneyプリペイドカードは、電子マネーのWebMoneyに、国際ブランドのMastercardが付いたプリペイドカードです(1円単位で、何度でもチャージして利用可能)。

これには、本人確認が必要な「WebMoneyプリペイドカード」と、本人確認が不要な「WebMoneyプリペイドカードライト」の二つがあり、現在、本人確認が必要な「WebMoneyプリペイドカード」は、本人確認が不要な「WebMoneyプリペイドカードライト」より機能面が充実しており、カード間の送金や現金の入出金などもできるようになっています。

◎WebMoney加盟店では、プリペイド番号を入力するだけで支払いが完了する。

◎Mastercard加盟店では、カードの提示方法は、通常のクレジットカードと同様であるが、支払い面では、チャージ残高の金額内で一回払いのみとなっている。

◎WebMoneyウォレットアプリで、WebMoneyプリペイドカードを登録すると、カードの残高や利用明細などが簡単に確認できる。

◎WebMoneyプリペイドカードの有効期限は発行月より5年で、また有効期限の経過後は、残高の有無にかかわらず失効となるので、カードの更新手続きは忘れないようにする。

au PAY プリペイドカード

au PAY プリペイドカードは、auの携帯電話や光回線などの契約者と、auじぶん銀行の口座開設者が利用できる、電子マネーのWebMoneyに、国際ブランドのMastercardが付いたプリペイドカードです。

◎WebMoneyプリペイドカードと同様、WebMoney加盟店とMastercard加盟店で利用でき、またカードの利用で、Pontaポイントが貯まる。

◎カードの発行にあたっては、審査不要で、また発行手数料・年会費とも無料となっている。

ウェブマネー

WebMoneyの使える場所

WebMoney(ウェブマネー)は、ネット上のWebMoney加盟店で使える、プリペイド型の電子マネーで、現在、物品購入よりはサービス購入で使われることが多いです。具体的には、オンラインゲーム、SNS・ブログ、動画・放送、音楽配信、情報サービス、電子書籍、ショッピング、ツール・ソフトで使えるようになっています。

なお、WebMoneyプリペイドカードとau PAY プリペイドカードは、WebMoney加盟店の他に、Mastercard加盟店でも使えるようになっています。

WebMoneyの使い方

電子マネーの「WebMoney(ウェブマネー)」を使うにあたって、支払い、残高確認、チャージ(入金)について、おおよそ理解しておくことが必要です。

WebMoneyの支払い

WebMoneyの支払いは、とても簡単で、WebMoney加盟店の支払い画面で、プリペイド番号を入力するだけで支払いが完了します。具体的には、代金の支払い時に、支払方法にWebMoneyを選択し、支払い画面で、16ケタの英数字で構成されたプリペイド番号を入力するだけです。

◎シートタイプとギフトカードでは、プリペイド番号の残高が不足していた場合、最大19枚までプリペイド番号を追加することができる。

◎WebMoneyプリペイドカードでは、WebMoneyウォレットアプリにカードを登録することで、アプリからの支払いも可能となっている。

WebMoneyの残高確認

WebMoneyの残高確認は、とても簡単で、パソコンやスマートフォンなどから残高照会画面にアクセスして、プリペイド番号を入力するだけで残高を確認できます。

◎WebMoneyの残高は、「POINT」で表示され、「1POINT=1円」の価値がある。

◎WebMoneyプリペイドカードでは、WebMoneyウォレットアプリに登録すれば、アプリ上でも残高を確認できる。

WebMoneyのチャージ

WebMoneyのチャージは、使いきりタイプではできませんが、一方でカードタイプではできるようになっています。

◎WebMoneyプリペイドカードでは、現金でチャージできるほか、アプリと連携することで、現金以外でもチャージできる。

◎au PAY プリペイドカードでは、au PAYサイトやアプリで、auかんたん決済、クレジットカード、銀行口座、Pontaポイントなどからチャージできるほか、auショップやローソンなどで、現金もチャージできる。

WebMoneyの主なメリット

WebMoney(ウェブマネー)の主なメリットとして、以下が挙げられます。

◎プリペイド型なので、年齢制限もなく、誰でも安心して利用できる。

◎プリペイド番号を入力するだけで、簡単かつスピーディーに支払いができる。

◎個人情報の登録が不要で匿名性が高く、情報漏洩のリスクが低い。

◎自分自身で使うだけでなく、プレゼント用にも使える。

◎店頭で販売しているWebMoneyのシートタイプとギフトカードでは、原則として有効期限はない。

WebMoneyの主な注意点

WebMoney(ウェブマネー)の主な注意点として、以下が挙げられます。

◎WebMoneyにおいて、プリペイド番号は、支払画面で入力する番号なのに対して、管理番号は、WebMoneyやWebMoneyを利用して行った支払いに関する問い合わせのための番号である。

◎WebMoneyを間違えて購入した場合、返品や返金、交換は一切できない。また、WebMoneyの換金もできない。

◎WebMoneyのシートタイプとギフトカードは、紛失や盗難にあった際には再発行されない。また、プリペイドカードを紛失した際は、すぐにサポートセンターに連絡し、カード利用の一時停止をすることが必要である。

◎WebMoneyの残高照会画面に酷似したフィッシングサイトに注意することが必要である。

◎「偽のウィルス警告への対応」や「有料サイト未納料金」などの支払いで、WebMoneyを故意に購入させようとする「サポート詐欺」に注意することが必要である。

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