外貨両替

外貨両替は、英語で「(foreign)currency exchange」や「money exchange」と言い、ある国の通貨を別の国の通貨に交換することをいいます。

海外旅行や海外出張、海外送金、輸出入取引など、様々な場面で利用されるもので、通常、海外旅行や海外出張などの両替では、日本で両替するか、渡航先の国で両替するかのどちらかになり、また海外で両替する場合は、その国で認知度の高い通貨(現金)を持っていくことが基本になります。

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日本で外貨両替ができるところ

日本で外貨現金の外貨両替をする際には、銀行等の本支店の外国為替窓口、銀行の空港内の支店や出張所、外貨両替専門店やトラベルコーナー、外貨の売買を取扱う金券ショップ、または金融機関やクレジットカード会社などが提供する外貨宅配サービスなどで行うことができます。

◎外貨両替は、金融機関等では、外国紙幣だけしか両替できないが、金券ショップでは、外国硬貨の両替ができるところもある。

◎金券ショップは、営業時間が長かったり、交換レートが良かったりすることもあるので、気軽に外貨両替をする際には利便性が結構高い。

外国為替証拠金取引を使った外貨両替

外国為替証拠金取引(FX)の取扱会社によっては、FXにおいて、通常の差金決済による売買の他に、「受渡し(デリバリー)」や「通貨両替(コンバージョン)」のサービスを提供しているところがあります。

このような会社では、FXを使って、外貨両替をすることができ、銀行等と比べて、為替手数料の負担を大きく低減することができます(ある一定額以上の場合、安いコストで外貨を調達することが可能)。

具体的には、外貨から円、円から外貨、外貨から外貨が可能で、外貨両替はFX会社で行い、その資金は送金により銀行とやりとりします(入出金する際に銀行に外貨預金口座が必要)。

●受渡し(デリバリー)

未決済建玉を反対売買による決済ではなく、対価の通貨と交換することによって受渡しをする取引で、建玉した時点の値段で外貨を調達できるため、将来外貨を必要とする場合、実需のヘッジ手段としても活用できる。

●通貨両替(コンバージョン)

FX会社が相手方となり、銀行等と比べて、非常に小幅な為替コストで通貨両替ができる。

海外での外貨両替の基本的な英会話

海外で外貨両替をする場合、英会話では、いくつかの決まった言い回しが使われます。

どこでお金を両替できますか?
 → Where can I change money?

両替したいのですが。
 → I'd like to change some money.

交換レートはいくらですか?
 → What is the exchange rate?

2万円をドルに両替してください。
 → I'd like to change 20,000yen into dollars,please.

手数料はいくらですか?
 → How much commission do you charge?

外貨両替のサービス内容

外貨両替は、日本円から外貨、外貨から日本円、外貨から外貨の交換取引をいい、どこでやるかによって、適用相場(換算レート)が大きく異なります。

サービス内容 外国通貨(紙幣)の購入と売却
取扱機関 銀行等(外国為替、外貨両替コーナー)
ゆうちょ銀行、郵便局(為替・貯金コーナー)
FXの取扱会社(一部の会社)
旅行代理店、外貨両替所、金券ショップ 他
対象通貨 アメリカドル、カナダドル、オーストラリアドル、ニュージランドドル、ユーロ、イギリスポンド、スイスフラン、香港ドル、シンガポールドル、人民元、台湾ドル、韓国ウォン、タイバーツ 他
適用相場 外貨の購入時:公示仲値+外国通貨売買幅
外貨の売却時:公示仲値-外国通貨売買幅
※銀行での外貨現金の一般的な外貨両替の場合
備考 取扱機関によって取扱通貨や手数料(レート)は異なる
海外での外貨両替は空港や駅の両替所が便利

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