可処分所得

読み方: かしょぶんしょとく
分類: 収入

可処分所得は、所得(実収入)のうち、税金や社会保険料などを除き、個人(世帯)が自由に使えるお金をいいます。これは、総務省の家計調査では、世帯の「実収入(税込み収入で世帯員全員の現金収入を合計したもの)」から「非消費支出(支払義務のある税金や社会保険料など)」を差し引いた後の金額(手取り収入)のことを指します。また、可処分所得から消費支出を差し引いた残りが「貯蓄」となります。

・可処分所得=実収入-非消費支出
・貯蓄=可処分所得-消費支出

※消費支出:日常生活で必要な食料・雑貨・衣類等の生活必需品の購入、公共料金の支払い、住居費・教育費・レジャー費等の支払いなど。

一般に可処分所得は、家計の「購買力の強さ(程度)」を測ることができるものであり、また中長期のマネープランを考える上で非常に重要な概念となっています。なお、可処分所得の金額については、日常的には、以下の式から簡単に計算できます。

・可処分所得=年収-所得税-住民税-社会保険料

会社員や公務員の方など給与所得者の場合

年収や所得税、社会保険料は、年末の「源泉徴収票」において、支払金額・源泉徴収税額・社会保険料等の欄に記載されています。また、住民税は、源泉徴収票からは分かりませんが、給与から住民税が差し引かれているなら、毎月の給与明細書または6月の給与明細書に添付(記載)される「市区町村民税・都道府県民税特別徴収額通知書」で確認できます。

・可処分所得=年収-所得税-住民税-社会保険料

自営業者など確定申告者の場合

年収や所得税、社会保険料は、「確定申告書(控)」において、収入金額等・申告納税額・社会保険料控除の欄に記載されています。また、住民税については、6月に送付される「市区町村民税・都道府県民税 税額決定・納税通知書」で確認できます。

・可処分所得=年収-所得税-住民税-社会保険料

可処分所得が関係する各種比率

現在、総務省の家計調査において、可処分所得が関係する比率には、以下のようなものがあります。

|黒字率|
黒字率=(黒字÷可処分所得)×100
 → 可処分所得に対する黒字の割合
※黒字=実収入-実支出=可処分所得-消費支出

|平均貯蓄率|
平均貯蓄率=(貯蓄純増÷可処分所得)×100
 → 可処分所得に対する貯蓄純増の割合
※貯蓄純増=(預貯金+保険料)-(預貯金引出+保険金)

|金融資産純増率|
金融資産純増率=(金融資産純増÷可処分所得)×100
 → 可処分所得に対する金融資産純増の割合
※金融資産純増=貯蓄純増+(有価証券購入-有価証券売却)

|平均消費性向|
平均消費性向=(消費支出÷可処分所得)×100
 → 可処分所得に対する消費支出の割合