投機

読み方: とうき
英語: Speculation
分類: 概念

投機は、将来の価格の変動を予想して、現在の価格との差額を利得する目的で行われる売買行為をいいます。

具体的に言えば、短期的な価格変動(値動き)に着目して、短期的な利鞘(キャピタルゲイン)の獲得を主な目的とした資産運用取引で、その取引対象には、株式や債券、外貨、コモディティ、デリバティブ、暗号資産、不動産、美術品など様々なものがあります。

個人の投機の対象

現在、個人でも身近な「投機」が可能な取引には、株式の信用取引、株価指数の先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替証拠金取引、CFD取引、暗号資産取引などがあります。

これらは、ハイリスク・ハイリータンの取引のため、大きな利益が得られる可能性がある一方で、大きな損失を被る可能性もあり、その取引は全て自己責任となります。

投機と投資の違い

株式取引の場合、投機と投資を明確に区別することは難しいですが、一般的には、中長期的な運用のために買うのが「投資」で、一方で短期的な利鞘稼ぎのために積極的に売買するのが「投機」です。例えば、現物取引の中長期の株式保有は「投資」と言えますが、一方で信用取引の短期売買は「投機」と言えます。

ちなみに、日本で昔から投機の代表格といえば、小豆や大豆などの「商品先物取引」が挙げられますが、昨今では、ハイリスク・ハイリターンを狙う、外国為替証拠金取引や株価指数・先物オプション取引、CFD取引、暗号資産取引などもよく行われています。

投機と実需の違い

外国為替取引の場合、輸出入の決済などで実際に外貨を買うケースが「実需」に該当するのに対して、短期的な値動きから利鞘を得るために外国為替を売買するケースが「投機」に該当します。

投機に関する用語

投機は、複合語でもよく使われ、「投機」を含む用語には、以下のようなものがあります。

投機取引
独自の相場観やテクニカルのシグナルなどに基づいた売買行為を通して、積極的なキャピタルゲインの取得を目的とした取引。

投機筋
マーケットにおいて、短期的な売買により利益を得ることを目的とした投資家の総称。

|投機的格付け|
信用リスクが高い企業や自治体などが発行する債券に付与される、一般的には、ダブルB格以下の格付けのこと。