国際復興開発銀行(IBRD)

読み方: こくさいふっこうかいはつぎんこう
英語: International Bank for Reconstruction and Development
分類: 国際機関

国際復興開発銀行(IBRD)は、1944年に設立された、189の加盟国が出資し運営する国際開発機関をいいます。

世界最大規模の開発金融機関で、世界銀行グループの使命達成を支えるために、中所得国および信用力のある低所得国に対して、貸出や保証、リスク管理プロダクト、助言サービスを提供すると共に、地域レベルや地球規模の課題への対応を取りまとめています。

現在、アメリカ合衆国のワシントンD.C.に本部が置かれ、加盟国の利益のために所有かつ運営される協同組合のように構築されており、日本は1952年に加盟しています。

※日本では、IBRDのことを「世界銀行」と呼ぶこともある。

目次:コンテンツ構成

国際復興開発銀行(IBRD)の目的と位置づけ

国際復興開発銀行(IBRD)は、第二次世界大戦後のヨーロッパの復興支援を目的に1944年に設立され、当初の目的は、戦争破壊からの復興と開発途上国における生産設備及び生産資源の開発でしたが、昨今では、開発途上国の貧困緩和と持続的成長のための支援を主な目的としています。

また、最貧国を支援する国際開発協会(IDA)と共に、世界銀行の中核を構成し、現在、両機関は、貧困削減と繁栄の共有促進のため、世界銀行グループの他機関と共に途上国の公的・民間セクターと緊密に協力しています。

◎IBRDとIDAは、職員・本部ともに共通で、同一の厳格な基準を用いてプロジェクトを評価している。

◎IBRDは、加盟国の出資を資本として金融市場から資金を調達し、開発途上国の中でも比較的所得水準が高く融資の返済能力がある国々に対し、開発プロジェクト実施のための長期融資等を行っている。

◎IBRDは、環境・天然資源管理、都市・農村開発、人間開発・ジェンダー、民間セクター開発、社会開発・社会的保護、金融、公共セクター管理、経済政策など、幅広い分野にわたって支援を展開している。

国際復興開発銀行(IBRD)の位置づけ

国際復興開発銀行(IBRD)の原資

国際復興開発銀行(IBRD)の原資は、金融市場からの調達や加盟国からの出資金や留保利益、貸付金の回収で賄われ、そのうち市場での調達が最大の資金源となっています。

これまで、日本においても、IBRDの世銀債(外国債券)がよく発行され、結構身近なものとなっています(格付けは、AAAやAaa)。

国際復興開発銀行(IBRD)の融資

国際復興開発銀行(IBRD)の融資は、平均償還期間が15~20年で、金利はIBRD自身の借入れコストに応じて半年毎に変動する仕組みとなっています。

また、過去の融資から得られた利益は、開発活動の原資になるだけでなく、IBRDの財務の健全性を示す指標となり、金融市場から低利で資金を調達し、借入国に緩やかな条件で融資を提供することを可能にしています。