世界銀行

読み方: せかいぎんこう
英語名: The World Bank
分類: 国際機関

世界銀行は、「世銀」とも呼ばれ、国際連合の専門機関の一つで、主に途上国の政府や民間企業に対して融資等を行う公的な国際金融機関をいいます。これは、アメリカ合衆国のワシントンD.C.に本部が置かれ、国際復興開発銀行(IBRD)、国際開発協会(IDA)、国際金融公社(IFC)、多数国間投資保証機関(MIGA)、国際投資紛争解決センター(ICSID)の5つを併せて「世界銀行グループ」と呼ばれ、また単に「世界銀行」と言った場合は、国際復興開発銀行と国際開発協会の2つを意味します。

その歴史は、第二次世界大戦末期の1944年に、連合国代表が米国のニューハンプシャー州・ブレトン・ウッズに集合し、戦後の世界経済の安定と復興について協議し、この時に国際復興開発銀行(IBRD)と国際通貨基金(IMF)を創設する協定が起草され、翌年の1945年に国際復興開発銀行が設立されました。現在、世界銀行グループは、貧しい国々の経済を強化することによって世界の貧困を削減し、かつ経済成長と開発を促進することによって人々の生活水準を改善することを目標としており、また主な機能は、加盟する途上国への経済成長を目的とした融資業務であり、各々の機関は世界銀行の総裁の指揮・統括のもとで業務を遂行しています。

ちなみに、国際社会では、世界銀行の総裁には米国出身者が、また国際通貨基金の専務理事には欧州出身者が選出されるのが暗黙の了解となっています。

国際復興開発銀行(IBRD)

1945年に設立され、世界銀行グループの中で最も歴史が長く、また単一機関としては最大の開発資金の融資機関となっている。

国際開発協会(IDA)

1960年に設立され、IBRDと共通の使命や組織、スタッフのもとに活動を推進し、IBRDの姉妹機関として、途上国の中でも特に貧しい国々を支援している。

国際金融公社(IFC)

1956年に設立され、途上国の民間セクターの活動を支援することにより、途上国の経済開発を促進することを目的としている。

多国間投資保証機関(MIGA)

1988年4月に設立され、途上国に投資を行う際の非商業リスク(収用、通貨の兌換停止・送金制限、戦争や内乱、契約不履行など)を保証することで、途上国に対する外国直接投資を促進している。

国際投資紛争解決センター(ICSID)

1968年に設立され、国際投資紛争の調停と仲裁を行う場を提供することで、外国投資の促進に貢献している。