レバレッジドローン

英語名: Leveraged loan
分類: 融資

レバレッジドローン(Leveraged loan)は、欧米において、主に投資適格未満(BB格相当以下)の相対的に信用力が低い企業に対して行われる融資(ローン)のことをいいます。これは、「バンクローン」とも呼ばれ、通常、融資先が債務不履行などに陥った場合の債務弁済順位が社債や株式などに比べて上位に位置しており、基本的に担保が設定されているものが多いです。また、通常、変動金利のため、発行時に設定されたクーポンが定期的に見直されることから、途中で市場金利が上昇しても投資対象としての魅力があまり落ちません。

一般に伝統的なレバレッジドローンは、格付けはハイイールド債に近いですが、一方で担保があり債務返済順位が高いです。さらに、財務状況が一定基準より悪化した場合に、債務の返済や財務の強化などを求めることができる財務制限条項が付いている点などから、ハイイールド債よりもリスクが低くなっています。また、その市場(レバレッジドローン市場)については、欧米で発達しており、M&ALBO、資本再構成、設備投資など、様々な企業活動に対して融資され、その後、シンジケート団により引き受けられ、債券と同様、金融機関や運用会社、機関投資家などが参加する流通市場で取引されています。(個人投資家は、投信会社が設定した「レバレッジドローンファンド」を購入可能)

ちなみに、レバレッジドローンという用語は、欧米の金融業界では、企業の合併・買収やプライベート・エクイティ・スポンサーによるLBOの資金調達として、有担保に基づく変動金利で非投資適格級の企業により発行される「デット(負債)」を意味するそうです。