レバレッジドリース

英語: Leveraged lease
分類: リース

レバレッジドリースは、リース物件の購入代金の相当部分を長期借入で調達してリースする取引をいいます。これは、航空機や船舶など大型物件のリースで用いられる手法で、貸し手が自己資金と多額の借入金によりリース物件を購入し、それをリースするというものです。

元々は、米国で発達した手法で、貸し手が一部の資金を出資するだけで、その何倍ものリース取引を行えることから、「Leveraged (テコを効かせた)lease(リース)」と呼ばれるようになりました。

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レバレッジドリースの仕組み

レバレッジドリースは、リースの当事者として、借り手と貸し手の二者以外に長期信用供与者を含むリース形態であり、大型物件でリスクも大きいため、リース会社(営業者)は、まず出資者を募ります。

その際に、匿名組合形式等で他のリース会社や投資家が出資し、リース物件の一部の資金を集め、残りを金融機関等からの借入金で賄い、当該リース事業から生じる収益の分配を出資者が受け取るという仕組みとなっています。

また、出資者には課税所得の繰り延べ効果、借り手には割安なリース料などのメリットがあるとされます。

日本におけるレバレッジドリース

日本においては、2005年の税制改正によって、リース会社(営業者)から投資初期に分配される損失の損金計上の上限が出資額までとされ、これを契機に「日本型レバレッジドリース」から「日本型オペレーティングリース」という名称が使われることが多くなりました。

<日本型オペレーティングリースについて>

日本型オペレーティングリースは、オペレーティングリースの仕組みに、日本の商法が規定する「匿名組合」という契約形態を組み合わせて提供される、法人向けの投資商品です。

複数の法人投資家から出資を募り、国内外の航空会社や海運会社などに対して、航空機や船舶、コンテナなどをリースするもので、リース期間中の収益と終了後の資産売却でキャピタルゲインが得られる可能性があるほか、当初発生する費用によって利益の繰延効果も期待できます。