通貨切り下げ

読み方: つうかきりさげ
分類: 通貨政策

通貨切り下げは、ある国の通貨の交換比率を対外的に引き下げることをいいます。これは、固定相場制管理変動相場制などの管理通貨制度を採用している国が、自国通貨が弱くなるように為替レートを意図的に変更することをいいます。通常、これを行うと、輸出品の相対価格が安くなるため、輸出などで国際競争力が高まるといったプラス効果がある反面、輸入品の価格が上がるといったマイナス面もあります。

一般に通貨切り下げは、為替の変動を管理する「管理通貨制度」における通貨政策であり、変動相場制を採用している国では、外国為替市場で適正なレートへと自動的に動くようになっています。また、昨今では、多くの国々が変動相場制を採用する中で「通貨切り下げ」と言った時は、自国の為替レートを米ドルなどに対して低くすることを意味する場合があります(例えば、金融緩和を行って、自国通貨を安く誘導するケースなど)。

ちなみに、2015年8月に中華人民共和国が通貨政策を転換し、突然の人民元切り下げ(急激な元安誘導)を行い、この対応は世界に大きな驚き(衝撃)を与え、市場(マーケット)を大きく揺さぶることになりました。