SB

読み方: えすびー
英語: Straight Bond
分類: 社債

SBは、"Straight Bond"の略で、日本語では「普通社債」と呼ばれ、企業が設備投資資金や運転資金、過去に発行した社債等の償還資金などを調達するために発行する債券をいいます。これは、予め約束した利回りを投資家に支払う固定金利の債券で、その利率は発行する企業の信用力や発行時期の市場環境などによって変わってきます。

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SBの取引(投資)について

SBの利率(利回り)は、その時々の市場環境(債券市場の金利動向)を反映し、信用力の高い企業であれば低く、逆に信用力の低い企業であれば高くなります。また、満期まで持てば、企業が元本を保証しますが、一方で中途で売却すれば、売却損が発生することもあります。

そのため、実際に取引(投資)する場合には、償還までの期間が中長期に渡ることから、発行企業の信用力や金利情勢などについて十分に注意することが必要です。

※かつては、発行基準(適債基準など)と呼ばれるものがあって、その基準を満たす必要があったが、1996年1月に撤廃されて以降、市場で発行される社債の数や発行額(調達額)は大きく増加した。

SBの信用力について

SBの利率(利回り)は、発行企業の信用力によって大きく異なるため、債券の購入者は、事前に発行企業の信用力をよくチェックすることが必要です。

一般に発行企業の信用力を判断する目安として「格付け」が参考になり、現在、社債の発行目論見書には、発行企業が格付けを取得した場合に、それに関する情報を記載することが義務付けられています。また、発行企業の格付けは、格付機関のウェブサイトなどでも確認することができます。

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