仕掛品

読み方: しかかりひん、しかけひん
分類: 財務・会計|貸借対照表

仕掛品は、企業会計や工業簿記で使われる用語で、製造業などにおいて、ある会計年度中に製造を開始したにも関わらず、その会計年度中に製造が完了していない生産物で、外部に販売することができない状態のものをいいます。具体的には、製造過程の途中にあり、原材料をいくらかでも加工してあれば「仕掛品」として認識されます。また、最終製品ではない点では「半製品」と似ていますが、半製品はそのままでも販売できる段階まで加工が済んでいるのに対して、仕掛品はまだ製造過程の途中にあり、そのままでは販売も貯蔵もできないという点で大きく異なります。

一般に仕掛品は、貸借対照表においては、流動資産棚卸資産の中に計上される勘定科目であり、例えば、生産ライン上の「製品在庫」や加工途中の「未完成在庫品」などが該当します。

仕掛品と半製品の違いについて

会計処理において、仕掛品と半製品とは区別がつきにくいことも多く、会社によっては、製品と仕掛品とに大別してしまうこともあります。

・仕掛品:材料から製品になる過程の中間的製品(販売できない)
・半製品:最後の工程以外の工程完了品など(販売できる)

仕掛品の評価について

製造業などでは、計算期末の仕掛品を評価する必要があり、その評価額は、基本的には「作業途中にある未完了の製品生産に投入している費用の総額」となります。ただし、小規模の製造業などで原価計算を行っていない場合は、製造工程に応じて製品売価の何割として評価する「売価還元法」も認められています。