有利子負債

読み方: ゆうりしふさい
英語名: Liabilities with interest
分類: 財務・会計|貸借対照表

有利子負債は、企業が返済すべき債務である「負債」のうち、企業が利息(金利)を付けて返済しなくてはならないものをいいます。これには、銀行などの金融機関から調達したローン短期借入金長期借入金)、マーケットから調達したコマーシャルペーパー(CP)や普通社債(SB)、転換社債型新株予約権付社債(CB)などが該当する一方で、利息がかからない買掛金支払手形未払金などは該当しません。

一般に有利子負債は、企業の財務内容の健全性を測る指標(目安)の一つで、この残高が大きいほど金利負担(利息支払い)が大きくなって利益を圧迫することから、財務体質が良くないと言えます。また、実際の財務分析では、有利子負債の残高が資産全体に占める割合や株主資本に対する倍率、現金収支に対する比率などを同業他社等と比較することも多いです。ちなみに、会社四季報日経会社情報などを見ると、多額の有利子負債を必要としている会社もあれば、無借金経営をしている会社もあり、企業や業種によって大きく異なります。

なお、企業会計においては、法人税は利子の支払い後、配当金の支払い前の段階で掛けられるため、株主資本の資本コストが過大で負債が少ない場合などには、有利子負債を適切に活用することにより、資本コストを抑制できる場合もあります。